「貯金がなかなかできなくて、将来が不安……」
「貯金をしたいけど、どこから節約したらいいかわからない……」
なにかとお金がかかる今、貯金ができないと不安が多いですよね。
貯金をしたいけど、なかなか節約ができず、貯金までお金を回せない、なんてことがあるかと思います。
しかし、正しい節約術とちょっとした貯金のコツを知れば、貯金を増やすことは可能です。
この記事では、社会人になってから5年、毎月欠かさず貯金をしてきた筆者が、実際にやってよかった!と思った節約術と貯金のコツをご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
節約術と貯金のコツ|実践する前に確認したい2つのこと
節約を実践する前に、まずは以下の2点を確認しましょう。
いきなり節約を実践してしまうと、意味のないものになってしまったり、ただ無理をしてストレスがかかってしまったりするだけになるからです。
事前準備をしっかり行って、貯金ができる環境を整えましょう。
現在の収入と支出の把握
まず、現在の収入と支出の金額を確認しましょう。収入額と支出額がわかっていないと、どこから節約をしたらいいのかわからないためです。
支払いの際にレシートをもらっておき、ざっくりで構いませんので収支をリストアップしてください。
キャッシュレス決済を利用している方は、専用のアプリで確認したり、家計簿アプリと連携させて確認したりしても大丈夫です。
自分のやりやすいやり方で行いましょう。
ある程度リストアップができたら、固定費と変動費に分け、もし可能であれば費目も細かく分けてください。
収支を把握し、細かく費目を分けることで、なににお金を使っているかが明確となり、どこを節約したらいいのかがわかるようになります。
貯金の目標金額
次に、貯金の目標額を決めましょう。目標を設定せずに節約を始めると、モチベーションを維持できず、挫折してしまうことが多いからです。
可能であれば、具体的に期限・目的・金額を決めておきましょう。
最初は小さな目標にしておくと達成しやすいため、次の節約のモチベーション維持にも繋がりやすいのでおすすめです。
漠然とした将来のために貯金をしたいという方は、1年での目標金額を設定してみましょう。
目標金額から毎月の貯金金額を逆算して設定することで、収入から貯金金額を差し引いて生活費を考えられます。
【今すぐできる】節約術と貯金のコツ4選
事前準備が終わったところで、実践編に入りましょう。
世の中には、多くの節約術や貯金のコツが存在します。
その中でも、筆者が実際にやってみて効果があったと感じた以下の4つをご紹介!
簡単に実践できるものもあるので、最後までご覧いただき、ぜひ試してみてください。
固定費の見直し
まずは、節約する項目として固定費の見直しを行いましょう。
固定費とは、住居費や水道・光熱費、通信費など毎月必ず発生する費用のことです。
固定費は大きい金額のものが多いだけでなく、節約効果が毎月継続されるので、固定費の削減ができると、かなりの節約効果が期待できます。
節約効果が大きいと節約のモチベーション維持にも繋がるので、初めに見直してみるといいでしょう。
あわせて、通信費となる携帯電話のキャリアを格安SIMに変更するだけでも、かなりの節約となるのでおすすめです。
また、入ったものの利用しないままサービスを継続しているサブスクがあれば、解約を検討してみてください。
先取り貯金をする
貯金は、先取り貯金をすることで、強制的かつ自動的に貯金ができるシステムを整えましょう。
残った生活費を貯金に当てようとすると、結局お金が残らず貯金に回せなかったというパターンもしばしば……
また、目標金額を決めていたとしても、毎月決まった口座に貯金金額を振り込む方法だと今月はいいかな……と甘えが出て、貯金を後回しにしてしまう可能性もあります。
積立のサービスを使って、給与の振り込みと同じタイミングで毎月の貯金額を引き落とす設定にしてみましょう。
残りの金額が生活費となり、強制的に貯金ができるようになります。
銀行の積立サービスのほか、会社によっては給与から天引きされる福利厚生の「財形貯蓄制度」があるので、ぜひ調べてみてください。
筆者も社会人になったときに積立サービスを利用し、貯金したお金がないものとすることで、今まで欠かさず貯金をすることができました。
キャッシュレス決済を取り入れる
もし、今基本的な支払いを現金で行っている方は、キャッシュレス決済を取り入れてみましょう。
日常の支払いをキャッシュレス決済にすることで、ポイントを貯めてお得に使えるからです。
近年、キャッシュレス決済の導入が進み、多くの店舗でキャッシュレス決済を使用できるようになりました。
最近では、買い物だけでなく、水道・光熱費、自治体によっては税金もクレジットカードで支払いができ、使用できる幅が広がっています。
ポイントが貯まれば現金と同じように支払いに使えますので、節約効果が期待できます。
また、キャッシュレス決済ではアプリで支払いが確認できたり、家計簿アプリと連携したりすることもできるので、お金の管理にも便利です。
ふるさと納税を利用する
ふるさと納税は、節税をしながら、地域の特産品を返礼品としてもらえる一石二鳥の制度です。
制度を利用すれば、2,000円を超える寄付金は所得税の還付および住民税の控除を受けられます。
お米や和牛など食品も多く取り扱っており、上手に活用すれば食費の節約にも繋がります。
最近では、簡単に制度が利用できるふるさと納税のサイトも増え、控除金額のシミュレーションなどを行うこともできるので、初めての人でも安心です。
ぜひ一度活用してみてください。
参照ページ:よくわかる!ふるさと納税|総務省
いますぐやめて!NG節約術3選
節約は貯金をすることにおいて非常に大切なことですが、やり方を間違えると浪費に繋がる可能性もあります。
この項目では、以下のNGな節約術を3つご紹介します。
自分に当てはまっていないか確認しながら、ぜひご覧ください。
無理な節約をする
早くお金を貯めたいからとあらゆるところで節約をしたくなるかもしれませんが、極端な節約はやめましょう。
とくに、エアコンの使用を極限まで減らしたり、食費をギリギリまで切り詰めるなど、健康を害する節約はNGです。
なぜならストレスの原因となりますし、体調を崩せば医療費がかかることとなり、本末転倒となるからです。
無理な節約はストレスとなり、その結果、ストレス発散の浪費に繋がる可能性があります。
メリハリをつけて、無理のない節約を心掛けてください。
家計簿を細かくつける
家計簿をつけ、常に家計の状態を見ることは大事ですが、すべて細かくつけるのはやめておきましょう。
家計簿の数字が合わないなど、些細なことでやる気がなくなり、家計簿をつけること自体やめてしまう可能性があるからです。
家計簿はつけることが目的ではなく、家計の管理と把握が家計簿の目的です。
前述した家計簿アプリなどを利用して、自動化させつつ、自分が管理しやすい方法で適度に家計簿をつけましょう。
家族に節約を強要する
節約をするとなると、家族の協力が不可欠となりますが、あまり強要はしないようにしましょう。
節約の強要をしても、自主的に行動をしてくれる可能性は低く、逆になんども注意することで、煙たがられて家族に不満が貯まることとなります。
節約をお願いする際は、貯金の目的や目標金額を伝え、お互いに納得をしたうえで協力してもらうようにしましょう。
【応用編】貯金や節約と一緒にお金を増やしてみよう
これまでご紹介した節約術や貯金のコツを実践し、少しお金に余裕が出てきたら、「お金を貯める」だけでなく、「お金を増やす」ことにも目を向けてみましょう。
お金を増やす方法として、以下の2つを紹介いたします。
簡単にできるものもあるので、ぜひ参考にしてください。
投資をしてみる
手元に一定の貯金額がある方は、投資をしてお金に働いてもらうのも1つの選択肢です。
普通預金の金利が低い今、ただ貯めているだけではもったいないので、いくらか投資に回してお金を増やしていくといいでしょう。
おすすめは、少額から始められるNISAです。
NISAについては以下の記事を参考にしてください。
2024年からは新制度が始まり、投資額も大幅にアップしたため、始めるベストタイミングといえるでしょう。
もし、老後の資金が心配という方であれば、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」もおすすめです。
ただし、投資なのでもちろんリスクが伴います。また、簡単に出金ができないなどのデメリットもありますので、十分に理解をしたうえで制度を利用しましょう。
副業を始めてみる
貯金をするためには、節約ももちろん必要ですが、収入源を増やすのが1番確実な方法です。
もし可能であれば、副業で収入源を増やしてみましょう。
現在は、さまざまな働き方が認められるようになり、副業もしやすい社会となりました。
スキルを磨いて副業とすることで、自分の資産とすることもできます。
ハンドメイドでアクセサリーを作って売ってみたり、フリマアプリで不要なものを売ってみたりするのも、立派な副業です。
ポイ活など隙間時間で簡単にできるものがあるので、余裕がある方は一度検討してみてもいいでしょう。
まとめ|節約術を活用して貯金体質になろう!
本記事では、以下4つの節約術と貯金のコツをご紹介いたしました。
たとえ少ない収入でも、上手に節約をし、家計を管理することで貯金は可能です。
生活習慣を見直し、正しい節約術を身につけることができれば、今からでも貯金体質になれます。
どれも簡単にできることなので、ぜひ、今回ご紹介した節約術や貯金のコツを活用して、将来に備えましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。