【現役の登録販売者が実情を告白】年収を上げる近道は転職!

「登録販売者の資格をいかして勤務しているが将来に不安を感じているのでさらに稼ぎたい」と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

「資格をもっといかせる職場があれば転職したい」と思うのは当然ですよね。

そこで、
10年以上登録販売者として勤務している筆者が実体験を元に、「業界の実情解説」と「転職による年収アップ方法」についてをまとめました。

本記事を読むことで、「年収を上げるための働き方を模索中」という方の参考になればと思いますので、ぜひ最後まで読んでください。

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目次

 1|登録販売者とは?将来性もふくめて解説

登録販売者とは、正式には「医薬品登録販売者」といいますが、聞きなれない方も多いのではないでしょうか。実は、医薬品登録販売者の受験者数は増えており、注目を浴びている資格です。

ここからは、なぜ医薬品登録販売者の受験者数が増えているのかや、セルフメディケーションの考え方が浸透しはじめ、需要が高くなっている業界の現状について解説します。

①登録販売者の資格について

2009年6月1日に薬事法改正により施行された資格で、各都道府県が実施する試験に合格することで、医薬品の取り扱いができるので販売も可能な人のことです。

それ以前は薬を販売できるのは薬剤師、薬種商販売認定試験に合格した人に限られていましたが、薬事法改正と同時に薬種商が廃止となり登録販売者と統廃合され現在にいたります。

登録販売者と薬剤師の大きな違いは、販売できる医薬品の種類が異なる点ですので、簡潔にまとめました。

リスク区分薬剤師登録販売者
第1類医薬品不可
第2類医薬品
指定第2類医薬品
第3類医薬品

参照:三幸医療カレッジ

登録販売者はリスクが高いとされている第1類医薬品は扱えませんが、国内で販売されている医薬品の9割ほどは第2類医薬品〜第3類医薬品ですので、幅広い医薬品の取り扱いができます。

稀に薬剤師ではないことを負い目に感じている登録販売者がいますが、登録販売者は「薬のスペシャリスト」だと自分に認識させプライドを持って仕事をしましょう!

②登録販売者に必要な知識

1番大事なのは「必要な知識を身につける」です。

2014年までは実務経験を積まないと試験が受けられず、筆者も苦労した記憶があります。

ところが、2015年4月から薬事法の改正で実務経験が無くても登録販売者試験を受けられるようになりました。

そのため「実務未経験者」が合格したとしても管理者」または「管理登録販売者」の指導下でなければ医薬品を販売できない状況になり、正式に登録販売者として勤務できるまでには「直近5年間の中で2年以上の実務経験」が必要です。

この期間で積極的に知識を身につけないと試験と実務の両立が難しくなります。

③登録販売者の将来性|業界動向

登録販売者の将来性は高く今後さらに需要がある資格です。

「生涯学習のユーキャン」の2023年上半期人気講座TOP30では、11位にランクインするほど注目されています。

最近では「スーパーマーケット」「ホームセンター」でもドラッグコーナーを併設している店舗が増えてきていますよね。

ですが、1番必要とされているのはドラッグストアなのです。

たとえば、全国にチェーン店がある企業ですと新規出店が頻繁にあり、その度に登録販売者の募集を数名かけるので、経験者であれば採用してもらえる確率が高くなります。

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2|登録販売者の年収|令和の実情

登録販売者の年収の平均と金額をあげる方法について解説します。資格をいかし年収をあげるために現在勤務している方は、ご自分の給与と資格者の平均年収を比較して参考にしてください。

①登録販売者の年収について

全国で勤務している登録販売者の平均年収は357万円です。東京、大阪などは400万円ほどでしたが、北海道は308万円と地域によって非常に差があります。

これに「資格手当」や店舗の営業時間によっては「深夜手当」も支給されるので多少は増えますが、登録販売者の平均年収は令和2年に行われた調査結果である日本人の平均年収433万円からは少し低いです。

②登録販売者の年収をあげる方法

現在、資格をいかして勤務している方が今以上に年収をあげる方法は、「業務スキル向上」です。筆者の同僚にもマネジメントスキルを身につけることで役職がつき、それに伴い年収を上げた社員もいました。

なぜなら、登録販売者は薬やサプリメントの接客販売だけが業務ではないからです。ドラッグストアは、薬品以外にも日用品や飲料、食品などスーパーマーケット並に品揃えが豊富なので、対応力が求められます。

広い店舗を円滑に運営できるマネジメントスキルは必須ですので、年収をさらにあげたい方はマネジメントスキルを上げることが大事です。

3|登録販売者は転職がおすすめ!

登録販売者として年収をあげるためには、先ほどのスキル向上の他に「転職」という選択肢についても解説します。

近年は雇用の流動化に伴い転職市場も活性化されており、働き手が自分に合った環境で勤務できるチャンスが増えていますので、転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

①年収アップは転職準備がポイント!

登録販売者に限らず専門職では頻繁にあることで、同業他社への転職は珍しくありません。

先ほども記載したように登録販売者の需要は高いので、会社は社員の知り合いで経験豊富な資格者を紹介してほしいと考えています。筆者も今の会社で何度か「誰か良い人いない?」と人事部に相談されました。

業界歴が長くなると「同業者」という横の繋がりも増えていますので、転職準備として同業他社の知り合いなどに相談するのもおすすめです!

②登録販売者で年収500万円の正社員をめざす

先ほど登録販売者の平均年収について記載しましたが、年収500万円を超える資格者は「店長」「エリアマネージャー」以上の正社員です。

店長になると高度なマネジメント力が求められます。一緒に働いている社員、パートさんの人間性を把握しなければチームワークが乱れ、売上に影響してしまう可能性もあるため、管理能力がないと店長は務まりません。

そのうえ店長は、運営本部と現場の板挟み状態であるので、上手く調和させるために説明の仕方を考える必要があります。

現場にとって不都合な話がでた場合、「会社の方針だから仕方ない」と我慢してくれる社員もいますが、全員が同じ考えではないので経験を積んで相手に合わせた対話を意識することが大切です。

また、店舗の他に製薬会社の営業職という選択肢もありますが、「ノルマがキツい」「数字が悪い社員は居場所がない」、という風土が今のご時世でも残っている会社が稀にあるので、面接を受ける際は気をつけましょう。

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4|転職の求人情報をチェック

就職、転職時に必ず目を通す求人票ですが、人によって重要視する項目が異なります。

「年収をあげるにはどういう求人案件を重視したら良いのか分からない」という方に向けて転職に成功し年収を上げた筆者が体験談をもとに解説します。

仕事探しの参考になればと思いますので、ぜひ参考にしてください。

①登録販売者の求人希望条件

登録販売者で圧倒的に求人案件が圧倒的に多いのは全国チェーンのドラッグストアです。稀に製薬会社の営業職や調剤薬局の求人案件はありますが、店舗での経験が長い人は同業他社をおすすめします。

さらに、一番給与が高いのは全国転勤可能な職員です。会社によっては「全国職員」「総合職員」と呼び方は様々ですが、面接を通過した資格者は基本的に「店長候補」として採用されます。

もし全国転勤において引越となった場合でも、家賃補助もついているので、生活費の負担があがるわけはないので安心してください。

ただ事情があり遠方への異動は厳しいという方は「エリア職員」「地域限定正社員」という職種もあり、若干給与は少なくなりますが生活環境に合わせた働き方ができますので、自分の希望にあった求人に応募しましょう!

②転職先の年収と給与条件

求人票に記載されている給与については「現職での経験年数」、「スキル」「役職経験」があるかで増える可能性があります。

なぜなら、採用する側も「前職でのスキルを発揮してもらいたい」と考えているからです。高待遇の条件をもらうためにも成果を出し店長、エリアマネージャーのポジションが与えられる人材になりましょう。

筆者が転職活動時の面接をした際には3人の面接官がいたのですが、全員別々のドラッグストア出身でした。

同業他社からの転職は珍しいことではなく、本部の人事担当者も実は同業他社からの転職組が多かったのです。

給与は自分で好きには上げられないので、評価する方への印象も非常に大事になります。

5|登録販売者|おすすめ転職サイト5選

転職活動する際は必ず複数のサイトに登録しましょう!

サイトによっては担当者がつき履歴書、職務経歴書の添削や経験者であれば給与の交渉などお仕事を探している方に変わってサポートしてくれるサイトも存在します。

筆者が実際に登録した転職サイトのうち、おすすめ5選を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

①チアジョブ登販

チアジョブ登販は日本調剤グループが提供する転職支援サービスです。店長、副店長など今までスキルを積んできた人の転職案件に強いのが魅力!

「まだ転職するか迷っている」「役職につけたが今の職場ではさらに年収を上げるのは厳しい」という方はぜひ登録してほしいサイトです。

チアジョブ登販公式ホームページ

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②アポプラス登販ナビ

2022年に「登録販売者が選ぶおすすめの求人サイトNO1」に輝いた実績が自慢!求人も毎日更新され業界トップクラスの15,000件以上と豊富で、ドラッグストアだけではなくスーパーや最近では免税店の求人案件も多数紹介してもらえました。

筆者も過去にアポプラス登販ナビへ派遣登録して就業していましたが、担当者がわざわざ北海道まで足を運んでくれて直接要望をヒアリングするなど登録販売者を非常に大事にしてくれる会社です

また、履歴書や職務経歴書を無料で添削してもらえるので、転職準備として気軽にぜひ登録しましょう。

アポプラス登販ナビ公式ホームページ

③登録販売者.com

大きな特徴は「完全に登録販売者専用の転職サイト」のため求人数も豊富!

担当者が実際に現地に行きリサーチした企業を掲載しているので、企業の強みなど特徴がイメージしやすいサイトです。

筆者は現在でも登録販売者.comを定期的に拝見しており、「仕事で使える実務知識」というコラムで必要な知識をインプットしています。

登録販売者.com公式ホームページ

④メディカルジョブ

メディカルジョブは実務経験者に特化した転職サイトです。無料で専属コンサルタントがつき面接日の調整、条件交渉など登録販売者の専属のチームがあることから、サポート体制が充実しています。

「実務経験が2年以上かつ40歳以下の資格者が年収150万円アップ」という実績があり、安心して転職相談をしましょう。

さらにLINEで気軽に担当者と相談できるので、勤務日の休憩時間、休日でも転職活動で忙しい人には非常に便利で人気の転職サイトです。

メディカルジョブ公式ホームページ

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⑤登販ワーク

こちらは経験者特化のエージェントサービスです。専門の担当者が履歴書の添削から面接対策までの就業をサポートしてくれます。

取引先企業が100社以上あるため、全国の中小から大手企業のレア求人まで幅広く紹介可能。さらに転職者の約8割が年収アップの実績がある転職サイトです。

筆者が登録していた時も担当者の対応は良く、お仕事を探している方へ親身に寄り添ってくれました。

登販ワーク公式ホームページ

6|まとめ

いかがでしたか。

本記事を見て「登録販売者業界の現状」、「年収をあげるための転職」について参考になったのであれば筆者としては嬉しい限りです。

筆者の経験を交えて解説しましたが、「登録販売者として働いているなら年収をあげたい」と考えている人は多いでしょう。

「薬のスペシャリスト」として年収アップに必要なマネジメントスキルをみにつけ転職を成功させてください!

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