【読書初心者向け】読書好きがおすすめする読みやすい小説10選!

通学・通勤時間に読書をしてみたいけど、なにを読めばいいかわからない……

なかなかおもしろい小説に出会えなくて、いつも途中で読むのをやめてしまう……

読書を始めてみたい!と思っても、読書初心者だと、肝心の本をどう選べばいいのかわからない方も多いかと思います。

そこで、この記事では読書好きの筆者が、初心者でも読みやすい小説を短編と長編にわけてご紹介!

筆者が読みやすいと感じ、学生時代に読んだものや、何度も繰り返し読んでいるおもしろいと思えるものを選出しています。

ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

目次

【短編】初心者におすすめの小説5選

読書初心者の方だと、最後まで小説が読み切れない……という方も多いのではないでしょうか。

そのような方は、短編小説から挑戦してみましょう。1冊にいくつもの短編が収録されているので、すぐに飽きてしまう方にもおすすめです。

数多くある短編小説の中から、以下の小説をご紹介します。

それでは、さっそく見ていきましょう!

【おすすめ短編①】きみはポラリス|三浦しをん

「舟を編む」などで有名な三浦しをんさんの恋愛をテーマにした短編集です。

三角関係や同性愛、片思いや禁忌の愛など、さまざまな恋愛の形が描かれており、形は違えど、読み終わった後はじーんと心温まるものが収録されています。

雰囲気ががらっと変わるものも多く、11編もあるため、きっとお気に入りの物語が見つかることでしょう。

【あらすじ】

どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている――。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。(解説・中村うさぎ)

引用:「BOOK」データベース

【おすすめ短編②】箱庭図書館|乙一

読者からボツになった小説を募集し、その小説を乙一さんがリメイクするという、読者参加型の短編集です。

ミステリーから、ホラー、青春、恋愛などありとあらゆる乙一さんの世界観を味わえます。

それぞれすべて独立した短編ですが、少しずつ繋がっているところもあるので、読み進めるとあっと気づきのある作品です。

読書初心者さんも、乙一さんの本を初めて読む方にもおすすめの1冊となっています。

【あらすじ】

少年が小説家になった理由。ふたりぼっちの文芸部員のイタい青春。【物語を紡ぐ町】を舞台にひろがる、6つの物語。ミステリー、ホラー、青春、恋愛…乙一の魅力すべてが詰まった傑作短編集!

引用:「BOOK」データベース

【おすすめ短編③】風に舞いあがるビニールシート|森絵都

第135回直木賞を受賞した森絵都さんの短編集です。

自分だけの価値観を守って、お金よりも大事な何かのために懸命に努力した人々を描いた短編が6編収録されています。

それぞれ独立した短編となっていますが、どのお話も読了後ほっこりとしたあたたかい気持ちになれる1冊です。

著者の森絵都さんは、本作以外にも「カラフル」など人気作品が多くあるので、森絵都さんの作品を読むきっかけにもなると思います。

【あらすじ】

あたたかくて力強い、第135回直木賞受賞作。 才能豊かなパティシエの気まぐれに奔走させられたり、犬のボランティアのために水商売のバイトをしたり、難民を保護し支援する国連機関で夫婦の愛のあり方に苦しんだり……。 自分だけの価値観を守って、お金よりも大事な何かのために懸命に努力し、近づこうと頑張って生きる人たちを描いた6編を収録。

引用:「BOOK」データベース

【おすすめ短編④】つめたいよるに|江國香織

「号泣する準備はできていた」で第130回直木賞を受賞した江國香織さんの短編集です。

収録されている「デューク」は、国語の授業で取り上げられることが多いため、読んだことがある方も多いのではないでしょうか。

筆者もこのデュークを国語のテストで読み、そのまま本屋さんで本作を手に取りました。

21編の短編が収録されており、一つひとつの物語が短いので、集中して読書ができないという方にもおすすめです。

【あらすじ】

デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった――。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った……。出会いと別れの不思議な一日を綴った「デューク」。コンビニでバイトする大学で位のクリスマスイブを描いた「とくべつな早朝」。デビュー作「桃子」を含む珠玉の21編を収録した待望の短編集。

※新潮文庫「つめたいよるに」裏面あらすじより

【おすすめ短編⑤】岸辺露伴は叫ばない|荒木飛呂彦 他

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物、岸辺露伴のアナザーストーリーの小説版となります。

「ジョジョの奇妙な冒険」や本作の前作かつシリーズ第1作である「岸辺露伴は動かない」を読んだことがある方は、きっとハマること間違いなしです。

また、本作には高橋一生さん主演で実写ドラマ化された「くしゃがら」も収録されているので、ドラマを見たことある方もきっと楽しめるでしょう。

筆者もドラマがきっかけで本作を読みました。

不思議な世界に入り込めるジョジョの世界を、小説でもぜひ楽しんでみてください。

【あらすじ】

『岸辺露伴は動かない』初の短編小説集! 杜王町在住の漫画家・岸辺露伴。漫画のためにリアリティを追求する彼が遭遇する奇妙な事件とは!? UJ付録の4編+書き下ろしの、5つのストーリーを収録!

引用:「BOOK」データベース

【長編】初心者におすすめの小説5選

どっぷり小説の世界観につかりたい!という方は、ぜひ長編小説を読んでみてください。

長編小説を読了できると、読み終えることができた!と自信になり、次の読書に繋げることもできます。

この項目では、筆者が何度も読み返している以下の長編小説5冊をご紹介!

気になった作品があれば、ぜひ手に取ってみてください。

【おすすめ長編①】植物図鑑|有川浩

道ばたに落ちていた彼、樹を拾ったところから始まる本作は、きゅんきゅんがちりばめられた恋愛小説です。

岩田剛典さんと高畑充希さんで実写映画化がされているので、タイトルを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

「阪急電車」や「図書館戦争」で有名な有川浩さんが著者のもので、恋愛色が強い作品となっています。

きゅんきゅんを味わいたい!など少女漫画が好きな方にぜひおすすめしたい1冊です。

【あらすじ】

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできたよい子です」ある日、道ばたに“落ちていた”彼。河野さやかは、樹と名乗る青年を家に招き入れるが!? ほどよく切ない道草恋愛小説。

引用:「BOOK」データベース

【おすすめ長編②】西の魔女が死んだ|梨木香歩

中学に行けなくなった主人公まいが、西の魔女ことおばあちゃんと過ごしたひと月を描いた「西の魔女が死んだ」。

魔女の手ほどきを教えてもらうおばあちゃんとの時間がとてもあたたかく、最後は少し目頭が熱くなる、非常に優しい物語です。

筆者は主人公と同じく中学生のときに読んだのですが、今でも読み返す大事な作品になっています。

【あらすじ】

 中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。

引用:「BOOK」データベース

【おすすめ長編③】ドミノ|恩田陸

多くの人物が登場する本作。一見まったく関係ない登場人物たちがある瞬間に交わったとき、ドミノのように倒れていく、スピード感の溢れる作品です。

ありとあらゆる伏線が張り巡らされており、一度読み始めると、めくるページが止まらなくなります。きっと一気読みしてしまうこと間違いでしょう。

本作には、続編となる「ドミノ in 上海」もあります。本作を読んで気になった方は、ぜひ続編も読んでみてください。

【あらすじ】

一億の契約書を待つ生保会社のオフィス。下剤を盛られた子役の麻里花。推理力を競う大学生。別れを画策する青年実業家。昼下がりの東京駅、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが倒れてゆく!

引用:「BOOK」データベース

【おすすめ長編④】ブロードキャスト|湊かなえ

「告白」や「Nのために」などで有名な湊かなえさんの本作。

湊かなえさんと言えば、読んだ後に嫌な気分になるミステリー、通称「イヤミス」を思い出す方も多いと思いますが、この小説は放送部を舞台とした爽やかな青春小説です。

高校時代、放送部に所属していた筆者はあるあるだな~と思えるシーンも多くありました。

いい意味で湊かなえさんらしくない青春小説をぜひ楽しんでみてください。

【あらすじ】

中学時代、駅伝で全国大会を目指していた圭祐は、あと少しのところで出場を逃した。高校入学後、とある理由によって競技人生を断念した圭祐は、放送部に入部。新たな居場所で再び全国を目指すことになる。

引用:「BOOK」データベース

【おすすめ長編⑤】ハリーポッターと賢者の石|J・K・ローリング

海外の作品を読んでみたいという方には、ハリーポッターシリーズをおすすめします。本作はそのシリーズの第1作です。

有名映画シリーズの原作なので、読書初心者さんでもとっつきやすいでしょう。

子ども向け作品であるため読みやすい一方、大人でも楽しめる内容となっています。

なにより魔法の世界は読んでいていつでもわくわくします。そのおもしろさにきっとページをめくる手が止まらなくなるはずです!

【あらすじ】

ロンドン郊外の街角で、ある晩、額に稲妻形の傷を持つ赤ん坊が、一軒の家の前にそっと置かれる。その子、ハリー・ポッターは、俗物のおじ、おばに育てられ、同い年のいとこにいじめられながら、何も知らずに11歳の誕生日を迎える。突然、ハリーに手紙が届く。それはホグワーツ魔法魔術学校への入学許可証だった! キングズ・クロス駅の9と3/4番線から汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ旅立つ。

引用:「BOOK」データベース

まとめ|お気に入りの本を見つけて読書を楽しもう!

本記事では、短編・長編で以下の小説をご紹介しました。

自分に合った小説と出会うためには、気になった小説を手に取るほかありません。

ぜひ、本記事でおもしろそう!と思えたものがあれば手に取ってみてください。

お気に入りの本を見つけて、ぜひ素敵な読書ライフを始めましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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