【体験談】医療事務のパートがしんどい理由5選と魅力も徹底解説!

「医療事務のパートに興味があるけど、ネットではネガティブなことばかり書かれていて、はじめる勇気が出ない……」

「挑戦してみたいけど、しんどそうで迷っている……」

未経験だと医療事務のパートが自分に合っているのか、続けられるのか不安になりますよね。

この記事では、医療事務のパートがしんどいといわれる理由や魅力、施設で違う働き方や大変な診療科について解説します。

医療事務歴7年目で、現在は整形外科のクリニックで医療事務のパートをしている、私の体験談も紹介します。

この記事を読めば、医療事務のパートはしんどいこと以上にメリットややりがいがある仕事だとわかるので、ぜひ最後まで読んでください!

目次

医療事務のパートはしんどい?大変な理由5選

医療事務のパートがしんどいと感じるのは本当です。

しんどい理由を5つ解説します。

1つずつ見ていきましょう。

学ぶことが多い

医療事務は学ぶことが多い仕事です。

受付や会計、電話対応だけではなく、専門知識を覚えなければならないためです。

覚える専門知識の例
  • 病名
  • 処置名
  • 薬の名前
  • 医療費の計算方法など

パートは短い時間で多くのことを学ぶ必要があり、しんどいと感じる人も多いでしょう。

人間関係の悩みが起こりやすい

医療事務のパートは女性が多く、人間関係の悩みが起こりやすい仕事です。

女性同士の人間関係が苦手な人にはストレスを感じるかもしれません。

パートは正社員より勤務時間が短いため、知らないことや経験していないことが多いです。

スタッフ同士のコミュニケーションを取る時間も少ないので、パートと正社員でグループができるなど、職場の雰囲気が悪くなってしまうこともあるかもしれません。

医療事務のパートは女性ばかりで人間関係が面倒になりやすく、しんどいと感じる可能性があります。

患者さんの対応に配慮が必要

医療事務は患者さんにあわせた対応を取る必要があります。

受付業務では明るい笑顔で接したり、体調を気遣ったり、ときにはクレームを受けることもあります。

来院する患者さんは子どもから高齢者、体調がすぐれない人や待ち時間が長くイライラしている人などさまざまです。

それぞれの患者さんに寄り添った対応を求められる点が、しんどいと感じることもあるでしょう。

正社員と同等の業務スキルを求められる

医療事務のパートは、正社員と同等の仕事量を処理しなければなりません。

働く場所が同じであるため、患者さんへの対応や医療費の計算など、正社員と変わらないスキルと知識が必要とされます。

患者さんからはパートなのか正社員なのかわかりません。

パートだからといってできないことがあると、クレームにつながってしまう可能性も考えられます。

短い時間の中で仕事を覚え、正社員と変わらない業務スキルを身につける必要があるため、しんどいと感じることもあるでしょう。

感染のリスクがある

医療事務は飛沫感染や接触感染などのリスクがあります。

患者さんと接する機会が多い医療事務員は、感染率が高くなるのです。

内科や小児科、耳鼻咽喉科などは冬季になると感染症の患者さんが増え、業務も忙しくなります。

感染症の患者さんが多い診療科では、感染リスクが高くなるでしょう。

医療事務のパートはしんどいだけではない!魅力5選

医療事務のパートはしんどいだけではありません。

魅力を5つ紹介します。

1つずつ確認しましょう。

働ける場所が多い

医療事務のパートは全国どこでも働けます。

病院やクリニックなどの医療機関は全国各地にあるためです。

家族の転勤などで環境が変わっても、経験者を求めている医療機関が多いため、転職や就職がしやすいでしょう。

医療事務のパートは働ける場所が多く、スキルや経験があれば採用されやすいことが魅力です。

学んだことを日常生活で活かせる

医療事務で学んだ専門知識は、普段の生活で活かせます。

医療は生活に密接していて、自分や家族の健康に役立つ情報であるためです。

たとえば自分が診察を受けたとき、明細をみれば内訳を理解できるようになります。

耳鼻咽喉科で働いた経験があるので、正しい鼻血の止め方や、子どもがなりやすい中耳炎について詳しくなりました。

医療事務で学んだ専門知識を日常生活で活かせることが魅力です。

景気に左右されにくく安定している

医療事務のパートは景気に左右されにくく安定しています。

医療はいつの時代でもニーズがあるためです。

とくに高齢化が進むと慢性疾患や健康管理ニーズが多くなり、医療事務の需要は一定以上続くといわれています。

医療事務のパートは景気に関係なく、需要が安定している仕事です。

資格や経験がなくても働ける

医療事務のパートは資格や経験がなくても働ける仕事です。

医療事務は国家資格ではないため無資格でも働くことが可能で、未経験でも多くの求人があります

知識がないまま働くのは大変ですが、資格の勉強時間や教材・受験費用を払わずに医療事務の知識を効率よく習得できます。

医療事務のパートは無資格・未経験でも仕事をはじめられる点が魅力です。

キャリアアップできる

医療事務のパートは医療知識を働きながら学べ、キャリアアップできます。

医療事務は過去の実務経験が重視される仕事です。

さらに資格を取得すれば給料の上昇が期待できます。

経験や資格があるとブランクがあっても復帰しやすく、転職にも有利になるでしょう。

医療事務のパートは医療の知識を習得することで、キャリアアップにつながることが魅力です。

医療事務のパートに向いている人とは?特徴3選

医療事務のパートはどのような人におすすめなのでしょうか。

向いている人の特徴を3つ紹介します。

1つずつ見ていきましょう。

パソコン操作の基本知識がある人

医療事務のパートは、パソコンの基本知識が必須な仕事です。

電子化が進み、多くの業務でパソコンを使うためです。

たとえばカルテや医療費の請求、診察の受付などもパソコンを使用するところが多くなっています。

文字の入力ができる程度のスキルは必須で、「ワード」や「エクセル」の基本知識を持っていることが望ましいでしょう。

医療事務のパートは、パソコンの基本知識がある人に向いています。

人と接することが好きな人

医療事務のパートは人と接することが好きな人に向いています。

医療スタッフや患者さんとのコミュニケーションが必要なためです。

接する人の例
  • 医療事務員
  • 医師
  • 看護師
  • 患者さん
  • 患者さんの家族

カルテに不明点がある場合や、医療費の請求時に診療内容や処置の詳細を確認するため、医師や看護師に質問することがあります。

医療事務のパートは、さまざまな立場の人とコミュニケーションがとれる人に向いている仕事です。

新しいことを学ぶ意欲がある人

医療事務のパートは、新しい知識を学ぶ意欲がある人に向いています。

業務の幅が広く、新しく更新されることは覚え直さないといけないためです。

医療費の計算のもとになる診療報酬は2年に1回改定があるため、内容を新たに覚える必要があります。

新しい知識やスキルを学びたいと思える人に向いているでしょう。

医療事務は施設ごとに働き方が変わる

医療事務は施設によって働き方が変わります。

3つの施設の働き方を紹介します。

1つずつ確認しましょう。

【病院】分業制で専門知識を深められる

病院で医療事務のパートとして働けば、専門的な知識をより深められるでしょう。

病院では分業化され、担当になった業務の専門知識が深く身につきやすくなります

分業化の例
  • 受付:保険証の確認や診察の予約管理
  • 会計:診察後の料金計算と支払いを受ける
  • クラーク:医師や看護師の業務を補助
  • レセプト業務:診療報酬請求書を作成し保険機関に提出

複数の診療科がある私立病院で勤務したときは、受付業務を担当しました。
通常診察の患者さん対応に加え、ワクチンや健診などで来院される人の受付も担当します。
診察までの流れやどのような種類があるのか、費用などについて詳しくなりました。

病院は分業制が多く、1つの業務を集中して覚えられます。

【クリニック】幅広い業務を担当する

クリニックでは幅広い業務をこなすことが求められます。

スタッフが少なく、限られた人数で業務を回す必要があるためです。

受付から会計はもちろん、クリニックによっては診察補助なども担当することがあります。

耳鼻咽喉科では診察の補助や聴力検査、器械の消毒も行いました。整形外科ではリハビリ補助も担当しています。

クリニックでは患者さんが帰るまでの流れをすべて把握でき、オールマイティーにこなせるようになります。

【薬局】薬の知識が身につく

薬局で働くと薬の知識が深まります。

調剤薬局で働く場合は医療事務ではなく、調剤事務として勤務します。

受付業務だけではなく薬剤師をサポートすることもあり、患者さんに説明する薬の内容が耳に入ってくるので、自然に知識が深まるのです。

医薬品の発注・検品などを行う職場もあり、薬の名前を覚えられるでしょう。

調剤薬局で働くと、受付業務だけではなく薬の知識が身につきます。

【体験談】医療事務が大変な診療科はある?

診療科によってしんどかったり簡単に感じたりするのか、気になりますよね。

しかし、医療事務はどの診療科を選んでも楽な仕事ではありません。

楽ではないことを踏まえ、患者数が多い場合やイレギュラーが起こりやすく、大変と感じやすい診療科を3つ紹介します。

1つずつ見ていきましょう。

【小児科】子どもの対応や感染症がはやると忙しい

小児科は子どもを診察するため比較的大変な診療科です。

患者さんである子どもが診察を嫌がって進みづらい場合や、学校や保育園で流行している病気があれば患者数は増えます

息子のかかりつけ小児科は、感染症がはやりやすい冬になるとネット予約が開始数分で埋まってしまいます。
午後にようやく受付ができたと思えば、順番が回ってきた時間が20時になったこともありました。

小児科は子どもの対応や患者さんの多さから大変といわれる診療科です。

【整形外科】事故や労災などイレギュラーが多い

整形外科はイレギュラーが多いため、大変な診療科です。

交通事故などの予期せぬ事故で、急な診察が必要になることもあります。

また処置や注射、レントゲンなど診察に時間がかかりやすく、種類も多いため覚えることも増えます。

交通事故や労災は、診察に時間がかかってしまいがちです。
また治療費の請求先確認や書類による手続きなど、イレギュラーな業務が増えます。

整形外科は急なケガの処置や検査で時間がかかり、交通事故や労災の書類手続きが複雑になるため、大変といわれています。

【耳鼻咽喉科】子どもが多く花粉の時期は繁忙期に

耳鼻咽喉科は子どもが多く来院し、花粉の時期は患者数が増えるため大変な診療科です。

子どもの診察や検査に時間がかかる場合や、患者さんが多くなると残業も増えてしまいます

花粉症だけではなく風邪症状の人も来院し、聴力検査やレントゲンなどの検査も多いです。
さまざまな症状の人が診察を受けに来るため、対応が大変だといわれる理由もわかります。

耳鼻咽喉科は子どもや患者数が多く、繁忙期には残業が増え大変といわれる診療科です。

医療事務のパートは残業があってしんどい!やりがいをみつけるまで

医療事務のパートは残業がありしんどいときもありますが、多くのやりがいを感じられる仕事です。

現在まで続けられた体験談を紹介します。

<しんどい理由はレセプト業務による残業>

残業の多くは診療報酬請求書(レセプト)を作成・点検・提出し、医療費を請求する業務です。

耳鼻咽喉科の繁忙期には22時ごろまでレセプト業務をしたこともあり、忙しい診察の後に遅くまでレセプト業務を行うのは、非常にしんどかったです……

いつもの診察に加えてレセプト業務が増える月はじめは、忙しくなってしまいます。

<やりがいを感じられること>

  • 患者さんにお礼をいってもらえる
  • 縁の下の力持ちとして活躍できる

医療事務の仕事はお礼をいわれる機会が多い仕事です。

感謝の言葉をかけられたときは「続けて良かった」「しんどいけど頑張ろう」と思えます!

また、医療事務員は受付やカルテ準備などの事務的な面から、医師や看護師をサポートします。

医療事務員がいることで診察がスムーズに進むため、医療従事者として社会に大きく貢献できる仕事です。

レセプト業務で残業はありますが、お礼をいわれる機会が多く、社会貢献ができる点にやりがいを感じられる仕事です。

まとめ|医療事務のパートはしんどいこと以上にやりがいがある仕事

医療事務のパートがしんどいといわれる理由や魅力、施設で違う働き方や大変な診療科について、体験談を含めて解説しました。

医療事務のパートは楽な仕事ではありませんが、やりがいを多く感じられます。

はじめたころはしんどいと思うことが多くても、慣れればスキルが身につき、医療従事者の1人として社会に貢献できますよ。

働きたい施設や診療科をみつけて、しんどいこと以上にやりがいを感じられる医療事務のパートに挑戦してみましょう!

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