「香川旅行を考えているけど、うどん以外に何かあるのだろうか?」
香川県といえば……「うどん!」ですよね。
うどん以外に、「骨付き鳥」「小豆島」など、さまざまありますが、やはり「うどん」は圧倒的に人気です。
香川県の旅行に来られる方には、筆者も「うどん以外の名物や名店」を聞かれることがあります!せっかくの旅行なら、香川県でうどん以外の魅力も堪能したいですよね!
この記事では、うどんだけではない香川の和菓子の魅力についてお伝えします。
香川旅のお供に、見た目も味も大満足できる和菓子を食べて、うどん県だけどそうではない香川県を堪能してくださいね。
【香川県民が教える】うどんだけじゃない!香川県のおすすめ和菓子5選
香川県は全国で最も面積の小さい県です。小さい県だからこそ移動距離が少なく、数多くのお店や観光スポットを巡ることができます。
香川県の特徴を活かして甘い和菓子を味わう旅をしてみませんか?
東から西へ、お砂糖から銘菓まで、色々な和菓子を食べて新たな香川県を味わってください。
- 夢菓房たから いちご大福
- 和洋菓子 森上屋 どら焼き
- 白栄堂 銘菓観音寺
- 鳥坂まんじゅう
- さぬき和三盆のばいこう堂 和三盆
では、ひとつずつ紹介していきますね!
おすすめ①|夢菓房たから いちご大福
夢菓房たから(以下:たから)は高松市春日町にあります。たからといえば「いちご大福」というくらい大福が人気のお店です。
いちご大福といえば、キリッとした酸味のあるいちごと甘いあんこを多く使用したものが一般的ですが、たからのいちご大福はいちごが瑞々しくジューシーな味わいです。
あんこも白あんを使用しており、いちごの味を邪魔しません。いちごの粒も大きいので食べ応えのある大福です。通年を通していちご大福が食べられるのも魅力的です。
たからの大福はいちごだけではなく、季節ごとのフルーツを使用した大福がショーケースに並びます。どの大福も一粒が大きく、大福を食べているというよりフルーツを食べている感覚です。
季節の大福の一例
春シーズン
煎茶いちご大福、はっさく大福、ピスタチオチョコいちご大福
夏シーズン
夏瑞いちご大福、アップルマンゴー大福、Wベリー大福、さくらんぼ大福、びわ大福、アメリカンチェリー大福、パイナップル大福、メロン大福
秋シーズン
焼きりんご大福、ルビーチョコ大福、柿大福、さぬきエンジェルスイート大福、キャラメルチョコいちご大福、いちじく大福、梨大福、ぶどう大福
冬シーズン
いちご大福、小原紅早生みかん大福、香緑キウイ大福、チョコいちご大福、チョコバナナ大福
購入時は並ぶことが多いですので、時間に余裕のない方は予約することをおすすめします。
おすすめ②|和洋菓子森上屋 どら焼き
和洋菓子森上屋(以下:森上屋)は高松市国分寺町にあります。森上屋のどら焼きは一般的などら焼きよりも大きく、直径9cm、重量が180gと見た目も重量もインパクト大などら焼きです。
さらに大きい特大サイズやメガサイズまであるので、あんこ好きの人には堪らないどら焼きです。
森上屋のどら焼きには、普通のどら焼きと生どら焼きがあり、生どら焼きにはさまざまなクリームが入っています。
またいちごクリームやコーヒークリームなどがあり、いろいろな味を飽きずに楽しめます。あんこが苦手な方には生どら焼きがおすすめです。
店内には、どら焼き以外の和菓子を多く取り揃えています。和菓子だけでなく、クレープなどのテイクアウトメニューもありますので、そのときの気分で何を食べるか決めるのも楽しいですね。
あまり知られていませんが、森上屋にはどら焼きの自動販売機があります。
おすすめ③|白栄堂 銘菓観音寺
白栄堂は観音寺市に3店舗あります。白栄堂の歴史は古く、創業125年の老舗です。白栄堂で販売されている「銘菓観音寺」は別名「観音寺饅頭」。略して「観饅(かんまん)」と呼ばれています。
観饅は、四角いおまんじゅう生地の中に白あんがぎっしりと入っていて、和と洋を融合した今までにない味わいの和菓子です。
たとえるなら、チーズケーキをカステラの生地で包んだようなしっとりした食感で、一つ食べるともう一つ食べたくなる美味しい銘菓です。
おすすめ④|鳥坂まんじゅう
鳥坂まんじゅうは三豊市三野町にあります。100年以上、地域に愛されているまんじゅう屋さんです。
まんじゅう専用の自家製甘酒を使用し、じっくり30分かけて蒸し上げたふかふかのまんじゅうは一個食べるとやみつきになります。一口サイズなので食べやすく、つい食べすぎてしまいます。冷めてしまうと味が少し変わるので、買ってすぐに食べるのがおすすめです。
お店の場所は道沿いにあるのですが、目印になるものがないので観光をするつもりになって探してくださいね。
おすすめ⑤|さぬき和三盆のばいこう堂 和三盆
さぬき和三盆のばいこう堂(以下:ばいこう堂)は東かがわ市引田にあります。和三盆は香川県の特産物として有名で、地元の小学校では給食のデザートとして提供されるほど馴染みのある和菓子です。
和三盆は、香川県産の「ちくしゃ」というサトウキビから作られた最高級のお砂糖です。口の中に入れると、スーッと溶け優しい甘みと香りが広がります。
見た目も一般的な砂糖と違いおしゃれで可愛らしいものが多くあります。香川県のお土産として買ったり、ちょっとしたプレゼントとして渡しても喜ばれる和菓子の一つです。
和菓子を買うだけじゃ勿体無い!和菓子屋さん周辺観光スポット
香川県には、国の特別名勝に指定されている庭園から最近話題の写真映えスポットまで、幅広い世代に人気の観光スポットが多くあります。
面積の狭い県なので移動距離をあまり気にせず観光できるのが、香川県の魅力のひとつです。
ここで香川県内のおすすめの観光スポットを5つ紹介します。見どころや香川県民しか知らないプチ情報もお伝えしますので、観光する際にはぜひ参考にしてください。
- 新屋島水族館
- 特別名勝 栗林公園
- 銭形砂絵「寛永通宝」(琴弾公園)
- 父母ヶ浜
- しろとり動物園
「食べて」「見て楽しんで」「また食べて」香川県を思いきり楽しんでくださいね。
周辺観光スポット①|新屋島水族館
新屋島水族館は、いちご大福で有名な夢菓房たからさんから、自動車で北へ約20分のところにあります。
「新」という名が付くように、2019年にリニューアルオープンして楽しい水族館に生まれ変わった、屋島山頂にある珍しい水族館です。山頂には、水族館以外にもジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」のモデルとなった、屋島寺や地域の魅力を発信する施設「やしまーる」もあります。
新屋島水族館は、傘さしアザラシの水雨(みう)ちゃんや、ゆるキャラの「マナやん」が有名ですが、最近では「世直し侍」が注目されています。世直し侍はイルカライブのときに登場するスタッフで、イルカより世直し侍に目を奪われるほど、クセの強いキャラクターです
イルカライブはイルカを近い距離で見られるのでおすすめです。
参考:新屋島水族館
周辺観光スポット②|特別名勝 栗林公園(りつりんこうえん)
特別名勝 栗林公園(以下:栗林公園)は、インパクトのあるどら焼きで有名な和洋菓子森上屋さんから自動車で北東に約20分のところにあります。
栗林公園は、国の特別名勝に指定されており、文化財庭園の中でも最大の広さを持っています。結婚式の前撮りの撮影場所としても人気の公園ですよ。
四季ごとに違った表情を見せてくれる栗林公園は、どの時期に訪れても風情ある景色を堪能できます。
栗林公園内にある物産館には、香川の工芸品には、うどんをモチーフにした雑貨や地酒など、普段香川県民でも目にしない逸品が取り揃えられています。香川県らしいお土産が見つかるといいですね。
昔、栗林公園内(園内東側)に動物園があったので、跡地には動物のオブジェがあります。
探してみてくださいね。
参考:栗林公園|香川県観光協会公式サイト
周辺観光スポット③|銭形砂絵「寛永通宝」(琴弾公園)
銭形砂絵「寛永通宝」は、銘菓観音寺饅頭の販売店である白栄堂柳町本店さんから自動車で北西に約10分のところにあります。
寛永通宝は、琴弾公園内の琴弾山山頂にある銭形展望台から見るのがおすすめです。銭形砂絵とは、有明浜の白浜に描かれた砂絵で、東西122m、南北90m、周囲345mあります。
毎日、夜になると銭形砂絵はライトアップされ幻想的な「寛永通宝」が見られます。見応えのある銭形砂絵は金運のパワースポットとしても有名です。
参考:銭形砂絵|観音寺市ホームページ
周辺観光スポット④|父母ヶ浜(ちちぶがはま)
出典:写真AC
父母ヶ浜は、鳥坂まんじゅうさんから自動車で西に約20分のところにあります。日本の「ウユニ塩湖」とも呼ばれる人気写真映えスポットです。
「日本の夕陽百選」にも選ばれたことのある観光名所で、夕日のグラデーションはまるで絵画のような圧巻の光景!
ですが、父母ヶ浜は、昔から綺麗な海岸だったわけではありません。海岸をきれいに守っていきたいと願う人たちでビーチ清掃を行ったことで、きれいに復活したビーチは現在、人気のフォトジェニックスポットとなっています。
また父母ヶ浜の海辺周辺には、ドライフラワーのお店やオリジナル珈琲屋さんなど、写真映えする店舗が多く出店していますので、撮影の合間などに立ち寄るのもおすすめです。
参考:父母ヶ浜|三豊市観光交流局
周辺観光スポット⑤|しろとり動物園
「自由すぎる」がキャッチフレーズの動物園!
しろとり動物園は、さぬき和三盆のばいこう堂さんから自動車で北西に約15分のところにあります。しろとり動物園は、動物と近い距離で触れ合える動物園として人気です。
小動物が放し飼いにされていたり、ゾウやキリンにエサをあげたりすることができるので、いつもとは違う動物園を体験できます。
さらにタイミングが合えば、トラやライオンの赤ちゃんと触れ合え、一緒に写真撮影もできるので、イベントスケジュールを確認してから行くのがおすすめです。
「一際目を惹くホワイトタイガーは、日本全国で約20頭しか飼育されておらず見る価値大!2021年には、ホワイトタイガーの赤ちゃんが1頭誕生し一般公開もされていますので、可愛くて勇ましいホワイトタイガーを是非見てくださいね!」
各所にエサもあり、見るだけの動物園と違いワクワクが止まらない時間を過ごせます。
参考:しろとり動物園
まとめ|「うどん県」だけどそれだけじゃない「香川県」
「うどん県」と呼ばれるほど、うどんが人気の香川県ですが、うどん以外の魅力も多くあります。
「食べる」「見る」「遊ぶ」「また食べる!」。うどんの誘惑に負けず、あえてうどんを食べない旅も面白いですね。新たな香川を発見し、「また来たい!」と思える旅にしてください。
香川県にはまだ知られていない魅力が多くあります。うどん県だけどそれだけじゃない香川県はこれからも進化していきます。進化の止まらない香川県を楽しみにしていてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。