【料理研究歴3年がおすすめ!】おうちで作れるフレンチレシピ6選

フレンチは自宅で作るのが難しいと思っていませんか?フランス料理というと、高級材料をふんだんに使ったり1つ1つの作業が細かいなど、そんなイメージがありますよね。

私も食について勉強し料理人になるまでは、フレンチは簡単に自宅で作るなんてできないと思っていました。

本記事ではおうちでも簡単に作れる、おもてなしにもおすすめのフランス料理6選を紹介します。

スーパーでも売っている身近な食材で簡単に作れるレシピや、料理研究歴3年の筆者の豆知識やワンポイントアドバイスもあり、簡単に自宅で作れるようになるのでぜひ参考にしてください。

目次

前菜|アントレ

フレンチのコースは前菜、メイン、デザートという順番で構成されます。前菜はお酒のつまみになったり、食材の種類や調理法の幅が広いので見た目も映える料理が沢山あるのが特徴です。

ここでは私が特に前菜でおすすめするレシピを紹介します。

野菜のテリーヌ

出典:写真AC

テリーヌとは、「陶器の深い器」を意味する言葉です。肉、魚、野菜などを中に詰め、焼いたり冷やし固めるたりするときに使い、この容器を使った料理をテリーヌといいます。

今回は彩りが鮮やかな野菜のテリーヌを紹介します。

【材料】(15cmパウンド型1本分)

  • きゅうり 1/2本
  • オクラ 6本
  • れんこん 80g
  • ミニトマト 4個
  • ヤングコーン(水煮)6本
  • 水 250ml
  • 固形コンソメ 1個
  • 粉寒天 2g

【作り方】

  1. れんこんは皮をむき、縦に4等分し下茹でする。
  2. オクラは塩もみし、よくすすいでから下茹でし、へた部分を切り落とす。
  3. きゅうりを細長くスライスする。
  4. ミニトマトは良く洗い、へたをとっておく。
  5. パウンド型にスライスしたきゅうりを敷き、野菜をお好みの順番にいれる。
  6. お鍋に水とコンソメ、粉寒天を入れてしっかり溶かす。
  7. 6が沸騰したら1〜2分加熱し続け、粗熱をとり5に流し入れる。
  8. スライスしたきゅうりをかぶせ、ラップをして冷蔵庫で2〜3時間ほど置く。
  9. 型から出し、食べやすい大きさにカットしたら完成!

ゆでた野菜はしっかりと冷やし、水気を取ってから詰めないといたみやすいので注意!

引用元:さっぱり!野菜テリーヌ

鶏もも肉のガランティーヌ

出典:写真AC

ガランティーヌとは開いた鶏肉に野菜や肉などのファルス(詰めもの)を巻きつけ、ゆでたり焼いたりするフランスではポピュラーな料理です。

【材料】

  • 鶏モモ肉
  • 大2枚(1枚約300g)

 [A]

  • 白ワイン 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2
  • コショウ 少々
  • 豚ひき肉 150g

 [B]

  • 塩小さじ 1/4
  • コショウ 少々
  • 白ワイン 大さじ1
  • 卵 1/2コ
  • パプリカ(赤) 1/2コ
  • プロセスチーズ 100g
  • クレソン 適量

【作り方】

  1. 鶏モモ肉は余分な脂を取り、切り広げて厚みを均一にします。[A]をもみ込んで下味をつけます。
  2. ボウルに豚ひき肉を入れ、[B]を順に加えながらよく練ります。
  3. パプリカはヘタと種を取り、棒状に切ります。プロセスチーズも同様に棒状に切ります。
  4. オーブンペーパーに【1】の皮側を下にしておき、【2】と【3】を半量ずつのせます。
  5. オーブンペーパーごと巻いて包みます(計2本作ります)。
  6. ダッチオーブンまたはココットダッチオーブンに網をセットします。【5】を入れてふたをし、加熱します。
  7. (ダッチオーブン調理 加熱20分 余熱20分)
  8. 取り出して粗熱を取り、食べやすい厚さに切ります。器に盛りつけ、クレソンを添えます。

オーブンペーパーの上に更にアルミホイルで包むと熱伝導が上がり火が通りやすいのでおすすめ!

引用元:鶏のガランティーヌ

メイン|プラ

フレンチで「プラ」とは、皿という意味でメインの魚や肉料理を指します。レストランではコースによって肉か魚を選ぶか、もしくは両方ともの場合が多いです。

ここでは、魚料理と肉料理それぞれのおすすめレシピを紹介します。

ローストビーフ

出典:写真AC

パーティー料理の定番といわれるローストビーフですが、レシピによってフライパンで焼いたり、低温のお湯でじっくり火入れしたり、オーブンで加熱するなど様々なレシピがあります。

サラダを添えるだけで見た目も鮮やかになるので祝い事や誕生日など、特別な日におすすめです。

【材料】

  • 牛ももブロック(ローストビーフ用) 約400g
  • にんにくチューブ 大さじ2
  • 生姜チューブ 大さじ1.5
  • 塩コショウ 小さじ1
  • マジックソルト(ペッパー) 小さじ2
  • オリーブオイル 大さじ1

【作り方】

  1. 牛ブロックの全面に、塩コショウに振ってから生姜チューブ・にんにくチューブを満遍なく塗りつけ、常温で30分置いておく
  2. キッチンペーパーで水分と余分なにんにくと生姜を拭き取る
  3. ※そのまま焼くと焦げやすいので注意
  4. 拭き取り終わったら牛ブロックの全面にマジックソルトを振りかける
  5. 熱したフライパンにオリーブオイルをひいて、中火で全面焼く
  6. 広い面は約1分40秒、小さい面は約1分30秒焼くといい感じになる
  7. ※焦げついてきたら時間が経つ前に加熱を止める
  8. △焼き終わったお肉から血が出てきた場合は、40秒ずつ再加熱
  9. 全面焼き終わったらアルミホイルを2重にして包んで、まだ熱いままの使ったフライパンに入れて蓋をして自然に冷めるまで待つ
  10. しっかりと冷めたら、アルミホイルに包んだままの状態で冷蔵庫で約2時間冷やしてから切って完成!

先にフライパンで表面を焼いておくと、メイラード反応で肉汁と旨味が外に流れることを防げます!

引用元:簡単!絶品☆ローストビーフ

真鯛のポワレ ラビゴットソース

出典:写真AC

ラビゴットとはフランス語で「元気づける」という意味です。色とりどりの野菜と酢を合わせたさっぱりとしたソースで、栄養バランスもよく、食欲の低下する夏にぜひ作ってほしい一品です。

【材料】

  • 本鯛切身(ムニエル用) 2切
  • 塩 小さじ1/6
  • こしょう 少々
  • オリーブ油 大さじ1

 〈ラビゴットソース〉

  • たまねぎ 1/8コ
  • なす 1/2本
  • ピーマン 1/2コ
  • エリンギ 20g
  • ホワイトぶなしめじ(ブナピー) 20g
  • トマト 1/2コ
  • 酢 大さじ1
  • 塩 小さじ1/4
  • こしょう 少々
  • オリーブ油 大さじ1

【作り方】

  1. たまねぎ・なす・ピーマン・エリンギ・しめじは5mm角に切る。トマトは、湯むきして5mm角に切る。
  2. フライパンに大さじ1/2の油を熱し、なす・ピーマン・エリンギ・しめじを炒めボールに取り出す。
  3. たまねぎ・トマトを加え、酢・塩・こしょう・残りの油(大さじ1/2)を混ぜ合わせ〈ラビゴットソース〉を作る。
  4. 鯛に塩・こしょうしてしばらくおき、水気をふきとる。
  5. (3)のフライパンをさっとふき、油を熱し中火で鯛を皮目から、身の周りが白っぽくなるまで焼き、裏返して約1分焼く。
  6. 器に(3)を敷いて、(5)をのせる。

引用元:真鯛のポワレ ラビゴットソース添え

ひっくり返して身を焼くときは、なるべく弱火又は火を止めて余熱で火を通すと身がパサつかず、ふっくらと焼けます!

デザート|デセール

食後の〆には甘いものが食べたくなりますよね。フランス料理のデザートはクリームをふんだんに使ったムースや、フルーツをのせたさっぱりとしたソルベなど種類が幅広いのが特徴です。

今回は、その中でもフランスで伝統的なスイーツのレシピを紹介します。

クレームブリュレ

出典:写真AC

クレームブリュレはフランス語で「焦がしたクリーム」という意味で、その名の通り仕上げに表面をバーナーで焦がし、パリパリしたカラメルの層を作るデザートとなっています。

カスタードプリンよりもなめらかで、濃厚な味わいが魅力です。

【材料】

  • 生クリーム(乳脂肪分35%を使用) 300ml
  • 卵(Mサイズ) 3個
  • グラニュー糖 35g
  • バニラビーンズ 1/2本

【作り方】

  1. バニラビーンズを裂いて、中のつぶつぶを包丁の背でこそぎとる。
  2. こそぎとった中身とさやを生クリームと一緒に1度沸かす。
  3. 卵黄とグラニュー糖を合わせるブランシール(白くなるまで混ぜること)する必要は無い
  4. 3で混ぜたものと、沸かした生クリームを合わせて、冷ます。
  5. 容器に入れる際に細めのザルで、バニラビーンズを濾して、取る
  6. 120度50分の湯煎焼き容器の大きさによって、火の入り方は変わってくるので、そこは臨機応変に
  7. グラニュー糖(分量外)をひいて、バーナーで焦がして完成!

引用元:クリームブリュレ

熱々の牛乳を一気に卵に加えると卵に火が入りいり卵になるので、少しずつ加えてゆっくりと牛乳の熱を移しましょう!

ヌガーグラッセ

出典:写真AC

ヌガーグラッセとはメレンゲにはちみつを合わせたものの中に、ドライフルーツやナッツを加えて、冷凍庫で冷やし固めるスイーツです。

アイスクリームとは少し違うしゅわっとした軽い口当たりで、ちりばめられているナッツやフルーツが食感のアクセントとなり、食べ応え抜群なデザートとなっています。

【材料】

  • 卵白(L) 1個分
  • はちみつ 60g
  • 生クリーム(動物性) 200cc

 <詰めるもの>

  • 干しあんず 3個
  • クランベリー 30g
  • かぼちゃの種 10g
  • グラニュー糖 25g
  • くるみ(煎ったもの) 35g
  • バター 10g

【作り方】

  1. くるみは半分の大きさにする。鍋にグラニュー糖を入れあめ色になったら、くるみを入れ混ぜて、火を止めてバターを入れて混ぜる。
  2. あんずをクランベリーと同じ大きさに切る。1が冷めたら同じ大きさにしておく。
  3. 生クリームは7分立てにする。別のボールに卵白を泡立てる。鍋にはちみつを入れて110度まで煮詰める。
  4. 卵白のボールにはちみつを少しずつ加え混ぜる。しっかり冷めてから、泡立てた生クリームを潰さないように加えて混ぜる。
  5. 1と2も混ぜる。型にあわせてペーパーをしき、絞り袋に入れて全体に均一に絞り入れる。
  6. 表面を平らにして冷凍庫に半日くらい固める。

引用元:ヌガーグラッセ~なんちゃって2~

一気に熱々のはちみつを投入するとメレンゲが潰れてしまうので少しずつ入れましょう!

まとめ おうちでフレンチを作ってみんなにおもてなしをしよう!

今回は家でも簡単に作れるおうちフレンチ6選を紹介してきました。

難易度が高そうなフレンチですが、少し工夫するだけでスーパーの食材でも簡単にレストランの料理風に仕上げることができます。

1品作るだけでも食卓の彩りが増え、華やかになるのでおうちでもぜひ挑戦してみてください。

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