「曇りの日は洗濯物が乾きにくい」
「仕事から帰ってきて洗濯物を取り込んでも、生乾きでイライラする」
このような悩みを抱えていませんか?
仕事から疲れて帰ってきて、朝干した洗濯物が乾いていないと残念な気持ちになりますよね。
この記事では曇りの日でも洗濯物を乾かすコツや、外干しの嫌な臭いを消す方法について解説しています。
洗濯物が乾く手間を減らして、自分の時間を手に入れてくださいね。
曇りの日でも外干しで洗濯物は乾く!乾かすコツ3選
結論から言うと、曇りの日でも外干しで洗濯物を乾かすことができます。
曇りの日に洗濯物を外干しで乾かすには、3つのコツがあります。
- 間隔を10cm程度開ける
- 洗濯機に入れる量は7割にする
- 洗濯物の向きを変える
1つずつ見ていきましょう。
間隔を10cm程度開ける
洗濯物を干すときは、10cm~15cm程度間隔を開けましょう。
間隔を開けることで通気性が良くなり、洗濯物が乾きやすくなります。
目安としては、こぶし1つ分ほど間隔を開けましょう。
どうしてもスペースが足りない場合は、一度に干す洗濯物の量を減らすか、物干しざおを2列にして干すなど工夫しましょう。
できれば15cmほど間隔を開けることで、乾きやすくなりますよ。
間隔を開けてもハンガーがずれてしまう場合は、ハンガー掛け付きの物干しざおがおすすめです。
筆者はハンガー掛け付き物干しざおを使用していますが、風が吹いても洗濯物が移動することなく、洗濯物同士の間隔を固定できます。
洗濯バサミでハンガーを物干しざおに固定する必要が無くなり、手間が一気に省けました。
このようなアイテムを使うと、どのくらい間隔を開ければいいかという目安もつけやすいです。
洗濯機に入れる量は7割にする
洗濯機に入れる洗濯物の量は、7割程度にしましょう。
一度に干す量が多いと、洗濯物から出る水蒸気の量が増え、湿度が上がり乾きにくくなります。
洗濯機への洗濯物の入れすぎは、洗濯物がしっかりと回らなくなり汚れが落ちづらくなる原因です。
汚れが落ちないと、雑菌が繁殖して生乾き臭が発生します。
洗濯物の入れすぎは洗濯機が壊れる原因になるので注意しましょう。
具体的には洗濯物の量は目視で確認して、洗濯機の7割程度にしましょう。
洗濯機がパンパンになるまで詰め込むのはNGです。
洗濯物が多い場合は、翌日に分けるようにしましょう。
乾燥が間に合わなくて着る服がない場合は、近くのコインランドリーを使用するのもいいですね。
洗濯物の量が増えると乾きづらい原因になります。
洗濯物をため込む前に、こまめに洗濯機を回すように心がけましょう。
洗濯物の向きを変える
途中で洗濯物の向きを変えましょう。
風の当たる面を変えると、洗濯物を効率良く乾かせます。
洗濯物を干してから3時間を目安に向きを変えましょう。
向きを変えるのが面倒くさい方は、回転式のパラソルハンガーを使えば、風が吹いた際に自動回転するので、向きを変える手間が省けます。
向きを変えるついでに洗濯物の乾き具合も確認して、効率良く洗濯物を乾かすようにしましょう。
洗濯物が乾くには「湿度、気温、風通し」の3つに注意する
洗濯物が乾くには、3つの条件があります。
- 湿度が50%以下
- 気温が25℃以上
- 風通しが良い
洗濯物は「湿度が低い、気温が高い、風通しが良い」という3つの条件がそろうと乾きやすくなります。
この3つは天気などによる環境面での影響が大きいです。
外で干す場合は、この3つの条件がそろっているかを意識しましょう。
室内で干す場合はエアコンやサーキュレーターを使用し、以下の3つの条件を意図的にそろえると洗濯物は乾きやすくなります。
- 気温を25℃以上にする
- 湿度を50%以下にする
- 風通しが良い
3つの条件がそろわないと洗濯物が乾きづらくなるので、できるだけそろえるようにしましょう。
湿度が高いときはエアコンやサーキュレーターを使った室内干しもおすすめ!
湿度が高いときは、エアコンやサーキュレーターを使った部屋干しもいいでしょう。
洗濯物は、外に干しても湿度が高いと乾きづらくなります。
その場合は、エアコンやサーキュレーターで湿度や温度、風量を調整しながら室内干ししたほうが乾きやすいです。
夏は除湿モードで部屋の湿度が50%以下になるようにし、冬は暖房を25度以上に設定します。
その上で、サーキュレーターや扇風機で洗濯物に風を当てましょう。
サーキュレーターや扇風機は洗濯物に対して90度になるように設置して、洗濯物同士の隙間は10cm以上開けます。
隙間に風が十分通るように工夫すると良いです。
外の湿度が高いときは、エアコンやサーキュレーターを上手に活用し、室内干しで洗濯物を乾かしましょう。
外干しの「嫌な臭い」を消すなら菌を消滅させる
外干しで洗濯物が嫌な臭いになるのは、洗濯物に菌が付き増殖するからです。
今回は臭いを消すために3つの方法を紹介します。
- 酸素系の漂白剤を使う
- 重曹を使う
- 洗濯前に60℃のお湯につけておく
これから紹介する例を参考にして、嫌な臭いを消滅させましょう。
酸素系の漂白剤を使う
「洗濯物に嫌な臭いが付いてしまった」「洗濯物に臭いが付くのを防止したい」という場合は、酸素系の漂白剤を使いましょう。
酸素系の漂白剤には臭いの原因である菌を除去し、洗濯物に付いてしまった臭いを消す効果があります。
生乾きの臭いを防止するには、いつもの洗剤にプラスして使用するのがおすすめです。40~50℃のお湯をため、その中に規定量の酸素漂白剤を入れます。
そこに臭いが染みついてしまった衣服を入れ、30分ほどつけおきましょう。
酸素漂白剤には、粉末タイプや液体タイプなどさまざまな種類があります。
粉末タイプは液体タイプに比べ漂白力が高く、洗濯物に付いた油汚れも強力に分解します。
液体タイプは、粉末タイプに比べ漂白力は弱くなりますが、ウールやシルク製品にも使用可能です。
用途にあわせて使い分けてくださいね。
重曹を使う
嫌な臭いを消すには、重曹を使うのも効果的です。
重曹は臭いを中和するだけでなく、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
洗濯槽に40℃ほどのお湯をため、普段使っている洗剤にプラスして重曹を大さじ1杯入れて洗濯しましょう。
40℃のお湯を使うことで、以下の効果があります。
- 重曹が水に溶けやすくなる
- 洗剤や漂白剤のはたらきが最も活性化される
- たんぱく質汚れが分解される
ただし重曹を入れすぎると、水に溶けきらず洗濯物が粉まみれになるので、入れすぎないように注意しましょう。
重曹は家にある場合も多く、他の洗剤と比べて手軽に手に入れることができます。
洗濯だけでなく、掃除や料理などさまざまな用途で使えるので、買っておくと便利です。
洗濯前に60℃のお湯につけておく
洗濯をする前に、60℃のお湯につけるのも、嫌な臭いを消すのに効果があります。
臭いの原因である菌は、外側のバリアの主な成分がたんぱく質でできているため熱に弱いです。
洗濯物を60℃のお湯につけることで菌のバリアが壊れやすくなり、菌ごと洗い流せます。
まず、60℃以上のお湯を張ります。
その中に洗濯物を1分つけ、その後はいつもと同じように洗剤を入れ洗濯しましょう。
ただし、デリケートな衣類に高温のお湯を使用すると、傷んでしまう可能性があります。
高温のお湯を使用する際は、洗濯前に洗濯物に付いているタグを見て、耐熱性を確認するようにしましょう。
この方法は今まで紹介した方法と違い、菌ごと洗い流せるので、菌が洗濯物に残っているのが気になる方におすすめです。
まとめ|家事の時間を減らして自分の時間を増やそう!
今回は、曇りの日に洗濯物を乾かすコツや洗濯物が乾く条件、嫌な臭いを消す方法について紹介しました。
洗濯物を乾かすためのコツは、間隔を10cm以上開け、洗濯物の量を減らし、向きを変えることです。
外干しで乾かない場合は室内干しで、エアコンやサーキュレーターと併用すると良いでしょう。
臭いが気になる場合は酸素系の漂白剤や重曹を使う、60℃のお湯につけるなど今回紹介した方法を試してくださいね。
曇りの日に外に洗濯物を干すときは、今回紹介したコツを抑えることで、家事の時間を短縮できます。
自分の時間を増やし、趣味や家族との時間も大切にしてくださいね。