カナダ留学おすすめ都市5選!特色や魅力を在住者が解説

カナダ ロッキー山脈

「大学生のうちにカナダへ留学に行きたいけど帰国後の就活が心配…」

「せっかく留学に行くなら就活で話せる体験ができる場所に行きたいけど、どこがベストかわからない…」

時間とお金をかけて留学するならさまざまなことに挑戦して、自信とユニークな経験を得たいですよね。

この記事では、カナダ在住の筆者が就活を控える大学生におすすめの留学都市5選と、就活に向けて現地でできることをご紹介します。

最後まで読むと不安のない充実した留学生活が送れるだけでなく、帰国後に自信を持って社会に踏み出すイメージができます。

ぜひ最後まで読んでください!

目次

  カナダ留学は日本人におすすめ!

カナダは英語力を向上させたい、さまざまな文化に触れて視野を広げたいと考える留学生におすすめの場所です。

なぜなら留学先としてのカナダは以下の点で優れているからです。

  • 語学
  • 食文化
  • 医療
  • 費用

アメリカに近い土地柄から、ネイティブのカナダ人が話す英語はアメリカ英語とほぼ同じなので、日本人にも聞き取りやすいことで知られています。

また、カナダは多民族国家でありさまざまな国にルーツを持つ人が住んでいるため、現地では多様な食文化を経験できます。

アジア系の移民も多く他国に比べると日本食も手に入れやすいので、留学中に日本食が恋しくなっても安心です。

海外で体調不良やケガを経験すると不安になりますが、カナダには留学生を受け入れる医療クリニックも多く存在しているなど、抜群のサポート体制が整っています。

さらに、語学留学先として人気なヨーロッパと比較すると滞在費や学費を安く抑えられます。

すべての項目で留学生の不安要素がカバーされており、英語を学べる環境も整っているためカナダはバランスの取れた留学先です。

【大学生向け】カナダが留学におすすめの理由5選

この項目では、大学時代にカナダ留学を経験した筆者がカナダ留学を大学生におすすめする理由を5つ解説します。

理由は以下の5つです。

多民族国家に滞在することで多様な価値観を学べるため、社会へ出て働く前の大学生にはカナダ留学がおすすめです。

なぜなら「皆違って当たり前」の環境に身を置くことで、必然的に自分の価値観と向き合うことになるからです。

帰国後の就職を意識する学生は、多様な文化や考え方に触れると知識や見識が広がるので、とくにおすすめします。

このようにカナダは、就活前に自分の強みや弱点、就活の軸などを認識するのにぴったりの場所です。

ぜひ、カナダ留学の参考にしてくださいね!

1.人種のモザイクから成り立つ多様な文化を体験できる

カナダでは国籍や人種に限らず宗教やジェンダーにおいても圧力がないため、皆自分らしく生きています。

「年齢やジェンダーにかかわらず好きな服を着る」などは日本に定着していない風潮なので、日本人の目には刺激的に映るでしょう。

服装や演出で自分のセクシュアリティを堂々とアピールしながら行進する「プライドパレード」が一大イベントになっているのも特徴です。

カナダは多文化を経験できると同時に、「自分は自分らしくいていい」と感じさせてくれる場所でもあります。

みさき

私はカナダで「プライドパレード」に参加してから「ありのままでいても受け入れてもらえるんだ!」と思えるようになりました!

単一民族で同調圧力がある環境で育った日本人にとって、カナダ滞在は視野が大幅に広がる経験となります。

2.日本人でも安心な治安の良さ

カナダが留学先に選ばれる1番の理由は治安の良さです。

イギリスの「エコノミスト」が2023年に発表した「世界の住みやすい都市ランキング」では、カナダにある3つの都市がトップ10入りを果たしています。

  • バンクーバー(5位)
  • カルガリー(7位)
  • トロント(9位)

引用:スカイスキャナー

カナダでは、国全体の犯罪発生率が低いため留学生も生活しやすいです。

ただしダウンタウンではマリファナ中毒者が集まるエリアなどもあるので気は抜けません。

みさき

私も危険なエリアの近くに行かなければならない時は、昼間に複数人で行くようにしています!

「椅子に荷物を置いてその場を離れられる」「落とした財布が帰ってくる」など日本と同等の安全を求めるのはご法度ですが、世界的にみると安全な街です。

単身で留学するにあたり、治安の良い留学先選びを最優先しましょう。

3.留学生に優しい国民性

カナダに住む人たちは流暢な英語でなくても一生懸命話を聞いてくれるため、英語での会話をためらう必要はありません。

カナダは多民族国家であることに加え、世界中から留学生が集まる国なので留学生の対応やさまざまなアクセントに慣れています。

みさき

私もカナダ滞在中に文法や発音などさまざまな間違いをしていますが、「あなたの英語は上手だよ!これからも頑張ってね!」とみんな優しく声をかけてくれます!

英語に自信がなくてだまっていると「何に困っているのかわからない」「どうサポートしていいかわからない」と逆に相手を困らせてしまうので、気持ちを伝える努力をしましょう。

優しい現地の人と交流することで、生きた英語を豊富に学べますよ。

4.さまざまな英語を学べる環境がある

カナダは移民の国であるため、いろいろなアクセントの英語に触れる機会があります。

日本の授業で英語が得意だった人も、話される英語のアクセントが変わるだけで内容が理解できなくなることも少なくありません。

みさき

私も英語は得意なつもりでしたが、独特のアクセントがある英語の理解には今でも努力が必要です…

あらゆるアクセントに触れることでリスニングの力が急激に上がり、会話の幅も広がります。

カナダでは「リトルイタリー」や「チャイナタウン」「フレンチカナダ」など同じ国にルーツを持つ人が集まり、コミュニティーが形成されています。

コミュニティーではそれぞれの母国語で話すため、母国語と英語が混ざった独特のアクセントが生まれるのは必然です。

そのためカナダではきれいな教科書英語だけでなく、日本では学べない「本物の英語」が体験できます。

5.大自然と都市の共存

カナダにある多くの都市では、都会的な雰囲気と自然が同時に味わえます。

ビルが立ち並ぶ都市部でも、少し歩くと広大な自然が現れる不思議な体験ができる場所です。

ダウンタウンにはショッピングセンターやビルなど先進的な建物が並ぶ一方、すぐアクセスできる場所にビーチや公園などもあります。

みさき

私が滞在するトロントでもビル群から少し離れるだけで緑豊かな自然が満喫できるので、いつも癒されています!

カナダグース、リス、ラクーンなどの野生動物を見るのは日常茶飯事です。

少し足を延ばせば国内だけでも「ナイアガラの滝」や「カナディアンロッキー」などの大自然に触れられるのもカナダの魅力です。

言葉通り「日本と違う景色」を見られるので、今までの価値観が覆される経験となるでしょう。

カナダ留学の注意点4選

どの留学先にも共通しますが、以下の4項目ではカナダ特有の理由でトラブルが起こりやすい傾向にあります。

日々の生活で小さなリスク管理を繰り返し、留学生活を充実させましょう。

1.語学:日本人の多さ

まず、語学面でネックになるのが日本人の多さです。

カナダには日本人留学生も多く滞在していますが、語学留学に来たのであれば英語で話す機会を増やしたいですよね。

いざという時にさまざまな情報交換ができるので、留学に来ている日本人と仲良くなると安心です。

しかし「メッセージのやりとりは英語でする」「学校にいる時は英語で話す」など日本人同士でも英語を使う努力が必要です。

カナダの語学留学では自分の意識が語学力向上の結果を左右します。

留学の目的を見失わず、さまざまなバックグラウンドを持つ人と英語で交流しましょう。

2.食文化:チップ文化

チップ文化があるカナダで頻繁に外食すると費用がかさむため、自炊と外食のメリハリをつけることも大切です。

都市によって異なりますが、日本に比べると物価や消費税が高いためレストランでの簡単な食事も金銭的にハードルが上がります。

みさき

レストランでは食事代の15~20%、カフェでは5~8%のチップを払うのがマナーです!

カナダのレストランでは食事単品の値段は日本円で1,500円を超えるものが多いため、1人分の食事でも1回で2,000円近い出費になります。

また、コンビニ弁当のような安くて簡単に食べられる食事は少ないので、長期滞在の場合は自炊での節約が必須です。

「普段は自炊で節約」「外食時にはお金を使う」緩急を意識して多文化交流を楽しみましょう。

3.健康:食生活と寒さ

多様な食文化を持つカナダでは、意識的に食事コントロールをしないと健康面で不安定になってしまう恐れがあります。

日本にいる時と違う食生活を送ると、カナダ特有の寒さも相まって体調に支障をきたすことも少なくありません。

あらゆる国の食事を楽しめるのはカナダならではですが、食べ慣れない食材や栄養バランスの偏りには注意しましょう。

カナダでは「すぐに病院へは行かず、市販薬で治すのが基本」なので日本よりも幅広い種類の薬やサプリメントが手に入ります。

しかし、留学先によってはドラッグストアへ行くのに時間がかかったり欲しい薬が置いていない場合もあります。

万が一のために使い慣れた薬を日本から持って行くと安心です。

まずは意識的に栄養を摂る、ヒートテックやこたつソックス等の防寒グッズを用意するなどの予防で体調管理を徹底しましょう。

4.金銭面:クレジットカードやスマートフォンの管理

金銭面では、クレジットカードやキャッシュレス決済対応スマートフォンの管理を怠るとトラブルにつながります。

カナダのキャッシュレス文化は日本より進んでいるので、キャッシュレス決済対応ツールの果たす役割が大きいからです。

買い物やタクシーの支払い、家賃の支払いなども現金を介さず行われます。

クレジットカードやスマートフォンで支払いをする機会が増えるので、日本出国前に金銭まわりを整理しておきましょう。

カナダは世界的にみても安全な国ですが、「タクシードライバーにクレジットカードを渡したら後で高額請求メールが来た」など金銭絡みの事件は発生しがちです。

現地ではクレジットカードを人に触らせない簡単にスマホを人に渡さないなどの注意が必要です。

カナダ在住の筆者推奨|大学生向けのおすすめ都市5選

この項目ではカナダ在住の筆者が、大学生におすすめの留学都市5つをご紹介します。

大学生におすすめの留学先は以下の5つです。

ボランティア先進国のカナダには、特別な資格を持たない学生でも参加できるボランティアが多くあります。

とくに就活を意識する留学生にとって、面接で話せるボランティア経験があるのは理想ですよね。

就活を控えた留学生が留学都市を選ぶ際には、希望するボランティアに参加しやすいかどうかが重要なポイントになります。

ぜひ留学都市選びの参考にしてください!

トロント|刺激的な経験ができるカナダ最大都市

都会的かつ多様な文化体験を求めるならトロント一択です。

さまざまな食文化やエンターテイメントを体験できる刺激的な街で、長期留学でも飽きることはありません。

物価や税金は高いですが、日本食が手に入りやすく日本人留学生ともすぐ知り合えるので、いざという時の安心感があります。

トロントでは都会ならではのイベントが多く開催されるため、短期のボランティア募集が多い印象です。

  • プライドパレードスタッフ
  • トロント国際映画祭スタッフ
  • CNタワーの案内係
  • Doors Openスタッフ(普段入れない公共施設やオフィスが一般公開されるイベント)

長期的なボランティアもありますが、イベント系ボランティアの種類が豊富でハードルも低いので興味のあるものに挑戦しやすいでしょう。

Volunteer Toronto」サイトで興味のあるカテゴリーごとにボランティアが検索できます。

短期間で多くの経験ができる都会的な活気がトロントの特徴です。

バンクーバー|日系人向け情報が多く安心できる街

バンクーバーは、留学生でもさまざまなことに挑戦しやすい環境が整っている街です。

現地に住む日本人も多く日本語で情報収集がしやすいからです。

雪はめったに降りませんが、11月から春先までは雨が続くことから「レインクーバー」とも呼ばれています。

カナダ第3の都市でありながら物価は安く、アジア系の移民も多いため日本商品も他の留学先に比べて安く購入できます。

バンクーバーには、語学学校に通う生徒向けのボランティアが豊富にあります。

  • 日系企業のイベント手伝い
  • 日本人観光客のサポート
  • 公園の掃除

日本人であることを活かせるボランティアも多数あり、自分のナショナリティーに誇りを持つきっかけにもなります。

GoVolunteer」サイトで「student」とキーワード検索し、留学生向けのボランティアを見つけましょう。

自分の英語を試すというよりも自分の得意を活かしたい人にぴったりの環境です。

オタワ|英語圏・フランス圏2つの文化を体験できるカナダの首都

オタワではフランス語と英語が話されるため、高い語学力が求められる環境で自分を試したい人にぴったりの留学先です。

カナダの首都であるため政治や行政機関などが多く、街全体がスマートな雰囲気に包まれています。

エンターテイメントは多くありませんが博物館や美術館など教養を深める施設が多いので、知的好奇心旺盛な人におすすめです。

オタワでは英語力を求められるボランティアが多い印象です。

  • チューリップフェスティバル
  • 図書館イベントのサポート
  • ローカルコミュニティーのイベントスタッフ

オタワでは、ローカルコミュニティーのイベントでも教育や人権など深いテーマが扱われることが多いので高い語学力を求められます。

Volunteer Ottawa」サイトで自分に合うボランティアを見つけられます。

教育水準が高い地域でのハイレベルなボランティアは印象的な経験となるので、ぜひ挑戦してみてください。

カルガリー|治安の良さNo1!カウボーイタウンならではの体験ができる場所

カルガリーはカナダ人の温かさを存分に感じられる場所です。

日本人が少なく日本の物も手に入りにくい場所ですが、その分現地の人と密接になりカナダ人の温かさを感じられます。

毎年7月に行われるカウボーイの祭典「カルガリー・スタンピード(Calgary Stampede)」は必見です。

カルガリーでは現地コミュニティーに入り、一緒に思い出を作るボランティアが多い印象です。

  • 日系敬老会メンバーと交流
  • 花火大会イベントスタッフ
  • 子どものスポーツコーチ・サポート

現地の人と関わる機会が多いため英語力は必要ですが、温かくコミュニティーに迎えてくれるためボランティア参加のハードルは高くありません。

Volunteer with The City of Calgary」サイトで自分に合ったボランティアを探しましょう。

フレンドリーで温く見守ってくれる人が多いため、新たなことに挑戦しやすいのがカルガリーの特徴です。

ウィニペグ|日本人が少ない穴場の留学先!カナダの歴史や文化の中心地

ウィニペグは英語を徹底的に鍛えるにはもってこいの場所です。

ウィニペグは日本人に限らず留学生の数が少ない地域であるため、現地では少人数制の手厚い教育を受けられることが理由です。

都市と自然のバランスが取れた街で、「くまのプーさん」のモデルとなった子熊「ウィニー」誕生地としても知られています。

アウトドアスポーツで人気の観光地ですが、物価は安く税率も低いため雄大な自然を体験できる穴場留学スポットとなっています。

地域社会と深く関わるのがウィニペグボランティアの特徴です。

  • 日系の子供たちに日本語を教える手伝い
  • 公園や緑地の植林
  • ホームレスシェルターでの配給

現地の人と協力しコミュニティー環境を整える意識でボランティアに参加しましょう。

Volunteer Manitoba」サイトで自分に合うボランティアが見つけられます。

完全なる英語環境でボランティアに参加すれば、就活で語れるだけでなく自分に自信も持てること間違いなしです。

これだけは忘れないで!留学に必要な物5選

留学都市も決まり留学準備万端でも、カナダ入国時に必要なものが揃っていなければ入国すらできません。

入国審査時に必ず準備すべきなのは以下の3つです。

  • パスポート
  • ビザ
  • 海外旅行保険(証明書)

この3つがないと入国審査に引っ掛かってしまい、最悪の場合帰国を強いられる可能性もあります。

留学エージェントに手続きをしてもらった場合書類の不備はありませんが、注意が必要なのは留学の荷造りをするときです。

上記3点は必ず機内に持ち込むカバンの中に入れましょう!

その他にも、現地調達は可能でも日本で準備しておいた方がよいものもあります。

  • クレジットカード
  • 海外SIM

クレジットカードはvisaとmastercardの2種類を持って行くのがおすすめです。

カード読み取り機によって得手不得手があるため、一つが作動しなかった場合に違う会社のカードがあると安心だからです。

また、事前に税関申告できるシステム「ArriveCan」の登録にはカナダの電話番号が必要なので海外SIMは日本から準備して行きましょう。

必要書類や生活に欠かせない物はすべて日本で準備しておくと無駄な不安を手放せます。

留学を就活へ活かすために現地でできること

筆者がおすすめする、留学中にできる就活対策は以下の3つです。

  • 英語でのメールや電話を続ける
  • 英語で毎日日記を書く
  • 日常で気づいた日本との違いをメモしておく

グローバル思考を持つ企業に就職する場合は、対面での英会話力はもちろん英語での電話やメールの能力も必要です。

ボランティアやミートアップで出会った人と連絡先を交換し、積極的にコミュニケーションをとり続けましょう。

非対面のコミュニケーションに慣れるだけでなく、英語力の向上にもつながります。

英語で毎日日記を書くことも就活対策におすすめです。

英語で自分を表現する幅が広がるため語学力アップにつながり、自分の内面と向き合う時間も作れます。

さらに毎日日記を書くことで帰国後でも当時の出来事や自分の感情など詳細が残るため、就活の資料作りに役立ちます。

現地滞在中に気づいた日本との違いをメモしておくことも就活対策として有効です。

企業選びの基準になったり留学を通して学んだこととして面接でアピールできたりと、さまざまな場面で活用できます。

自分の行動理由や日頃の思考を意識することで、自分の強みや弱点がみえて就活の軸が固まるので、滞在時にはぜひ試してみてください。

まとめ|充実した留学生活を送り将来に自信を持ちましょう!

この記事ではカナダ留学について以下の6点をご紹介しました。

就活に強い都市を選ぶことで帰国後の心配をせず充実した留学生活を送れます。

自分が求める環境や経験したいことを照らし合わせながら、自分にぴったりの都市を選んでくださいね。

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