保育園は0歳と1歳どっちの入園がいい?メリット・デメリットや先輩ママの声を紹介!

保育園は0歳と1歳どっちの入園がいい?メリット・デメリットや先輩ママの声を紹介!

「子どもを保育園に預けるのは0歳と1歳どっちがいい?」

「1歳になるまでは一緒にいたいけど、入園しにくくなる?」

仕事の都合上や家事の時間確保から、子どもを保育園にいつから預けるか悩みますよね。

本記事ではそのような人に向けて、「0~1歳入園のメリット・デメリット」や「0歳で預けた先輩ママの声」をくわしく紹介します。

また、保育園を決めるときの注意点や裏ワザも解説しますので、保育園選びの悩みが軽くなるでしょう。

ぜひ最後までお読みいただき、保育園を選ぶ参考にしてください。

目次

保育園は0歳より1歳から預ける人が多い

保育園は0歳より1歳から預ける人が多い

保育園へ子どもを預ける年齢は、0歳より1歳が多いです。

保育園への入園タイミング

0歳児入園の14%に比べて、1歳児での入園は37%と1歳までは自宅で親が見るケースは多いとわかります。

0歳児の入園が少ない背景としては、多くの親が「初めて歩く瞬間や言葉を発する姿を見たい」「育児休暇を1年しっかりとりたい」と考えるためです。

赤ちゃんが成長する貴重な時期を近くで見たいひとは自宅保育を選ぶため、0歳よりも1歳から保育園に預ける割合が多くなっています。

保育園は1歳より0歳の4月が入園しやすい

保育園は1歳より0歳の4月が入園しやすい

保育園に入りやすいのは1歳よりも0歳の4月といわれています。

厚生労働省の調査では待機児童数は0歳が6.3%、1・2 歳児は84.8%となっており、0歳児入園のほうが待機児童は少ない状況です。

待機児童とは

保育園の利用申し込みを済ませて保育の必要性が認定されているにもかかわらず利用できていない子どものこと(参照:厚生労働省の定義

0歳の4月が保育園に入りやすい理由は以下です。

それぞれ詳しく見ていきます。

0歳児を保育園にいれるなら4月がおすすめ

0歳の4月が入園しやすい理由は2つあります。

1つ目は、0歳までは育児休業を利用して自宅保育を選ぶひとが多いからです。

育児休業手当は原則子どもが生まれてから1年間支給されるため、多くの女性は育児休暇を1年前後取得しています。

育児休業の取得期間女性男性
5日未満0.4%15.7%
5日~2週間未満0.2%22.0%
2週間~1ヵ月未満0.6%20.4%
1ヵ月~3ヵ月未満1.8%28.0%
3ヵ月~6ヵ月未満4.4%7.5%
6ヵ月~8ヵ月未満4.6%2.9%
8ヵ月~10ヵ月未満11.4%0.8%
10ヵ月~12ヵ月未満30.9%1.1%
12ヵ月~18ヵ月未満32.7%1.4%
18ヵ月~24ヵ月未満9.3%0.2%
24ヵ月~36ヵ月未満9.0%0.0%
36ヵ月以上0.6%
参照:厚生労働省「令和5年度雇用均等基本調査」

上記のデータから、6割以上の女性が10ヵ月~18ヵ月未満まで育児休暇を取り、1歳になってから保育園に預けるケースが多い傾向にあるとわかります。

また、0歳児クラスは4月でも園児の持ち上がりがないため入園枠が多いのも理由です。

4月は進級のタイミングですが、0歳児クラスは唯一空きがでます。

他の学年は進級で枠が埋まるため、新規の入園は狭き門と言えます。

1歳までは育児休業を利用するひとが多く、0歳児クラスは入園枠が多いため、保育園に入園しやすいのは0歳の4月といわれます。

早生まれは入園が不利になる場合がある

早生まれは、0歳4月の入りやすいタイミングで入園できない可能性があるため不利になる場合があります。

労働基準法では、産後57日間(生後2ヵ月まで)は就労目的で保育園には預けられないと定められています。

すなわち、2月4日以降が誕生日の子どもは0歳の4月で入園できません。

入りやすい0歳の4月に入園する選択肢がないため、早生まれは保育園の入園が不利といわれます。

0~1歳からの保育園|メリット・デメリット

0~1歳からの保育園|メリット・デメリット

0歳か1歳のどちらのタイミングで保育園に預けるか決める場合、メリットとデメリットを知っておく必要があります。

入園を決めるときの注意点と合わせて詳しく見ていきます。

0歳で保育園に預けるケース

0歳で保育園に預ける場合の、メリットとデメリットをまとめました。

メリットデメリット
希望する保育園に入りやすい
自宅保育と比べて早くから多くの人と関わり、刺激を得られる
早期に仕事復帰でき、家計が安定する
貴重な時期の成長を近くで見守れない
免疫が弱く感染症にかかりやすい
0歳で保育園に預けるメリット・デメリット

0歳で入園する大きなメリットは、希望する園に入りやすい点です。

特に激戦区に住んでいる場合は、多くの家庭が0歳で保育園に預けます。

また、早い時期から保育園で多くの人と関わりを持てるので、自宅保育と比べて多くの経験ができます。

一方、デメリットは子どもと離れる時間が長くなる点です。

0歳の歩きだしや、初めて言葉を発する瞬間を見られるのは一生に一度しかありません。

貴重な瞬間を近くで見られないのは、寂しいと思うひとも多いでしょう。

1歳で保育園に預けるケース

1歳で保育園に預ける場合のメリットとデメリットは以下です。

メリットデメリット
生後1年を近くで見守れる
離乳が進んでおり食事の適応が早い
育児休暇をしっかり取れる
激戦区では希望園に入れない可能性がある
仕事復帰が遅くなる
1歳で保育園に預けるメリット・デメリット

生まれてからの1年間を自宅で一緒に過ごせれば、我が子の貴重な成長過程を近くで見守れます。

生後半年で保育園に預けた場合、初めて歩いたという報告を保育士さんから聞くことになるかもしれません。

一方、1歳での入園は希望する保育園に入るのが難しいです。

園児の受け入れ枠が少ないうえ、仕事復帰のひとが多いため1歳の入園は激戦です。

また希望の保育園に兄弟がいる家庭や、保護者が保育士として勤めている家庭は持ち点が高い傾向にあります。

1歳で入園させるためには、点数を高くする為に計画的な戦略が必要です。

保育園に入園するときの注意点

保育園を決めるときは、以下に注意しましょう。

保育園に入園するときの注意点
  • 駐車場があるか
    車で送迎の場合は、駐車場があるか・近くにコインパーキングがあるかを確認しましょう。
  • 時間内に迎えに行けるか 
    園によって保育時間が異なります。職場や自宅からの移動も含めて可能か確認しましょう。
  • 諸費用はどのくらいかかるか 
    園によってシーツ代やおむつのサブスクリプションなど制度や諸費用が異なります。

たとえば、駐車場がないのを見落としていた場合、雨の日は遠くのコインパーキングに駐車し足元が悪いなか子どもを抱いて歩かなければなりません。

保育園の方針や雰囲気に加えて、上記のポイントも情報収集や園見学でしっかりと確認しましょう。

0歳からの保育園は後悔?よかった?|先輩ママたちのリアルな声を紹介

0歳からの保育園は後悔?よかった?|先輩ママたちのリアルな声を紹介

0歳が保育園に入りやすいとわかっても、早くから子どもを預けるのは不安なひともいるでしょう。

ここでは、早くから子どもを保育園に入れた先輩ママたちの声を紹介します。

それぞれ見ていきます。

かわいそうかどうかは子どもによる

保育園に預ける年齢が早いほど「早くから子どもを預けるのはかわいそう」と周りからいわれ、保護者も罪悪感を持つ場合があります。

罪悪感をもってしまう理由は、子どもが3歳になるまでは母親に育てられるべきという3歳児神話が影響しているためです。

しかし、子どもにとって必ずしも保育園に預けられるのがかわいそうとは限りません。

子どもにとっては友達と遊べる楽しい時間の場合もあります。

「小さい頃から預けるのはかわいそう」と保護者が不安になる必要はありません。

0歳からの保育園に後悔はしていない

「0歳から保育園に預けたら後悔しそう」と心配になるひとは多いでしょう。

我が子と一緒に過ごす時間は短くなるので、不安になるのは当然です。

しかし、早くから保育園に預けてよかったという先輩ママさんは多いです。

保育園では多くの経験ができるうえに、生活リズムや栄養バランスが整い、子どもにとって多くのメリットを得られます。

一緒に成長を見守ってくれる保育士さんに救われた

保育園に預けると、保育士さんという心強い相談相手ができます。

思うようにいかない育児の悩みや不安を、保育のプロに相談でき、一緒に子どもの成長を見守ってくれます。

成長の瞬間を近くで見られないと寂しくなる気持ちもわかりますが、成長を喜んでくれる人が増えたととらえましょう。

0歳の保育園入園スケジュール

0歳の保育園入園スケジュール

保育園を決める前に、入園までの全体スケジュールを把握しておきましょう。

多くの子どもは4月に入園しています。

子どもが最初に保育園に入園したのは何月でしたか?
  • 4月……54%
  • 5月……9%
  • 6、7、8、9、10月……26%
  • 11、12、1、2、3月……11%

参照:All About 【幼稚園・保育園】「あなたの一票」

認可保育園は年間を通して入園できるため、途中入園が可能ですが、申し込むまでのスケジュールが違います。

それぞれのスケジュールを解説します。

4月入園の場合

多くの自治体では、10~11月頃に募集人数が確定するため、申し込み用紙の配布が始まります。

しかし、事前に保育園の情報収集や園見学の必要があるため、入園の準備は夏頃から始めると安心です。

STEP
4~6月:情報収集や自治体への相談 

自宅から通える範囲の園を調べ、希望条件に合っているか確認しましょう。(保育時間・受け入れ年齢・定員・庭園の有無など)

STEP
7~9月:園見学や希望園を決める 

見学は必須ではありませんが、園の雰囲気や先生・園児の様子を見ておくと安心です。事前に質問をまとめておきましょう。

STEP
10~12月:入園に必要な書類の提出 

認可保育園の募集が始まります。申し込み書類を確実にそろえて、自治体に提出しましょう。認可外保育園の場合は、希望の保育園に直接申し込みます。

STEP
1~2月:入園内定・二次募集の情報収集 

電話や郵送で入園可否の連絡があります。希望した園に落ちた場合は、すぐに二次募集の情報収集を始めましょう。

事前に自分の持ち点を把握しておくとスムーズです。

点数の出し方は自治体により異なりますが、計算方法は以下を参考にしてください。

点数の計算方法

筆者の場合、4月入園を希望していましたが持ち点を確認したところ、1歳の4月入園は厳しいとわかり途中入園しました。

4月入園の場合は年間を通して準備できるため、早めの情報集めをおすすめします。

途中入園の場合

4月以外の月に入園する途中入園は、空きがある場合にのみ入園できます。

空きが多いタイミングは5月・9月・10月です。

途中入園しやすい時期

4月入園と同じ手順ですが、自治体に足を運び保育園の空き情報を集めましょう。

STEP
自治体に相談する 

最新の空き状況は自治体で教えてくれます。自治体によって、毎月いつ頃わかるかは変わるので、途中入園を希望している旨を伝えるとよいでしょう。

STEP
保育園を見学する 

保育園に空きがある場合、一度見学しておくと安心です。見学をしなかったからといって審査で不利にはなりません。

STEP
入園書類を提出する 

自治体で必要な書類をもらい、提出します。途中入園の場合、空き状況がわかってから申し込みまでの期間が短いので注意しましょう。

STEP
入園の内定 

途中入園の場合、入園内定から登園までの期間が短いです。筆者の地域は15日に申し込みの締め切りで、18日に内定しました。そこから翌月の入園までに、面談と健康診断のハードスケジュールでした。 

途中入園は、空きがあれば入れる可能性がありますが選択肢はかなり狭いです。

まずは通える保育園を把握し、空き情報を毎月確認しましょう。

0歳から通う場合は保育園の料金が高くなる?

保育園の料金は高い?

保育料は0歳だから高い、1歳だから安いというわけではありません。

保育料は高いのか、どのように決められるのかなど、「保育料の平均一覧」と「保育料を決める4つの要素」から解説します。

保育料の平均一覧

保育料は自治体や家庭状況によって大きく変わります。

以下は満3歳未満の子どもを、認可保育園にひと月預ける場合の保育料です。

エリア費用(月)
北海道札幌市¥39,600
東京都23区¥24,959
愛知県名古屋市¥34,900
大阪府大阪市¥39,400
参照:統計局「小売物価統計調査(動向編)より」

全国平均は37,755円で、1年間で453,060円の保育料がかかります。

満3~5歳は無償化対象のため、諸費用以外は費用がかかりません。

保育料を決める4つの要素

保育料は基本的に以下の4つから決められます。

保育料を決める4つの要素
  • 住んでいる自治体
  • 世帯の所得
  • 子どもの年齢・人数
  • 保育時間

所得や子どもの人数が変われば、年度により保育料は変わります。

たとえば、保育園に通う子どもが3人いた場合、2人目は半額で3人目は無償です。

また、東京都の世田谷区の場合、所得別の保育料は以下が目安です。

世帯年収保育料(月)
450万円27,000円
600万円38,300円
(+給食費4,500円)
800万円55,500円
(+給食費4,500円)
参照:世田谷区「保育料・給食費・延長保育料一覧」

このように、保育料は家庭環境によって大きく変わります。

保育園に入園する4つの裏ワザ

保育園に入園する4つの裏ワザ

保育園への入園を勝ち取りたいひとは、4つの裏ワザを実施しましょう。

ひとつずつ見ていきます。

1.点数を上げる

点数を上げる余地がないか考えましょう。

保育園の入園審査は、点数がすべてです。

自治体によっては、認可外保育園やベビーシッターを利用していると、保育の必要性があると判断され加点対象になります。

まずは、自分の持ち点と自治体の点数制度を確認しましょう。

点数の計算方法は自治体により異なりますが、点数の計算例を参考にしてください。

2.入園しやすいタイミングを狙う

保育園に入りやすいタイミングを狙うのも大切です。

一般的には0歳の4月が入園しやすいタイミングといわれます。

激戦区では「0歳だったからなんとか入れた」との声が多いです。

まずは、住んでいる地域の保育園情報を手に入れることから始めましょう。

3.自宅から離れた場所を狙う

自宅から離れた保育園を検討すれば、選択肢は一気に広がります。

たとえば、職場の近くであれば子どもと一緒に通勤できるうえに、仕事おわりにそのままお迎えに行けます。

自宅近くの保育園が厳しい場合は、希望のエリア範囲を広げましょう。

4.小規模保育園を狙う

小規模保育園を狙うのもおすすめです。

小規模保育園は0〜2歳までしか受け入れがなく、3歳で再び保活の必要があるため、希望者は少ない傾向にあります。

しかし、園児に対して先生の人数が多く手厚いサポートを受けられるメリットがあります。

通える範囲で小規模保育園がある場合は、検討しましょう。

まとめ|ベストな入園時期を選び、充実した毎日を送ろう!

まとめ|ベストな入園時期を選び、充実した毎日を送ろう!

本記事では、0~1歳入園のメリット・デメリットについてまとめました。

  • 0歳入園は希望する保育園に入りやすく、子どもにとっても早くから多くの経験を積めるが、赤ちゃんの時期を一緒に過ごす時間が少なくなる
  • 1歳入園は入園の難易度が上がる一方、一緒に過ごせる時間は長くなり育児休暇もしっかり取れる

入園のタイミングに正解はありません。

家庭状況に応じてベストな入園時期を選び、子どもと一緒に充実した毎日を送りましょう。

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